from 福元友則
ビジネスをしていれば大小絶えず問題がついて回ります。
ですのでよく問題をなくそうと頑張る社長がいますが、それは間違いです。
会社から問題はなくなりません。
例えば問題解決を先延ばししようと適当に処理すれば、違う顔をした同じ問題がまたやってくるだけのことです。
僕より先輩の先生はよくご存知だと思いますが、今回のコロナショックのような出来事はだいたい10年周期でやってきているように感じます。
普段どれだけ堅調にビジネスをしていても、こういう不況の時の対応を間違えればたちまち倒産に追い込まれてしまいます。
ですから、問題に対してどうリアクションするのかで成功するのか失敗するのか別れます。
起業家として心がけておかなければいけないことは、どうやったら問題が起きたときにそれをチャンスに変えれるか、ネガティブをポジティブに変えれるかです。
状況を分析して、その中からチャンスになることを見つけることです。
ナポレオン・ヒルは思考は現実化するの中でこのように言っています。
「すべての逆境の中にはすべてそれ相応かそれ以上の大きな種子が含まれている」と。
ですので、何かが起こった時こんな風に無理やり質問してみてください。
「これをいい知らせにするにはどうすればいいのか?」
もし何かいまできないことが起きたのならそれは本当はやめるべきタイミングだったのかもしれません。
もっとうまくやるために改善するべきタイミングだったのかもしれません。
リーマンショックの時もそうでした。
大手の工場がとまることで下請けは強制的に仕事がストップすることになりました。
この状況を嘆く気持ちは誰も一緒です。
元に戻るのを我慢して待つ選択をする社長が大半だったと思います。
ですが、その時に下請けだからこういう状況になるのだと下請けを脱却する決意をした社長もいらっしゃいます。
やったことのない商品開発に営業をして見事下請けから脱却し、製造小売として自分で生産から販売までコントロールできるようになった社長もいらっしゃいます。
自分がどんな気持ちでいてもコロナショックをどうこうできるわけでもありません。
だったら楽しくやった方がいいですし、他の人にもポジティブな影響を与えられる方がビジネス的にもいい影響があります。
ぜひ顧問先とピンチをチャンスに変えるには何をやめて何を始めるべきか話し合ってみてください。