次世代型税理士の仕事術

次世代型税理士のAI活用術

From:高名一成

 

巨人の阿部監督が逮捕・辞任…

 

あなたもご存知のことだと思います。

 

きっかけは、娘さんがAIに相談したことだったそうです。

 

お父さんといざこざがありAIに相談したら、児童相談所に連絡するようすすめられ、娘さんはその通りに児相へ電話をかけました。(内容間違ってたらごめんなさい)

 

そこから警察が動いて、最終的に阿部監督が逮捕・辞任にまで至りました。

 

僕はこれ知った時、かなり衝撃的でした。

 

AIに言われて、言われた通りにすぐに児相に電話するんだ…と。

 

個人的には衝撃でしたが、最近のAI事情を見ていると、こういうムーブをとる人がいるのはおかしくないとも思いました。

 

他にも同じようなことを別の場面でも感じました。

 

それは、僕が手伝っているとある講座でのことです。

 

僕はその講座にサポートで入っているんですが、とある受講生がプレゼンをしました。

 

「資料はAIに作ってもらったんです」と言っていて、講師も周りの参加者も「すごくいいですね」と口々に褒めていました。

 

でも僕は、正直まったくいいと思えなかったんです。

 

たしかにデザインは綺麗でした。

 

でも、見づらいし、結局何を伝えたいのかがよく分からない。

 

あんまり考えずに、そのままAIに投げたんだろうな、と思ってしまいました。

 

これがもし営業の商談だったら、絶対に通らない。そう感じました。

 

最近は本当に「AI、AI」とよく聞きます。

 

でも、AIに任せて出てきたものを、そのまま正しいと思い込んでいる人が多い気がします。

 

AIは、褒めてしかくれない

 

ここは一度、しっかり考えてもらいたいところです。

 

AIって、基本的に褒めてくれます。

 

こちらの言うことを否定せず、いい感じに乗ってくれます。

 

気持ちはいいんですが、裏を返すと、こちらが間違っていても止めてくれないということです。

 

しかも、間違った答えも出すことも少なくありません。

 

その答えが正しいのかどうかを判断できる知識や知見がないと、間違いに気づけないまま突き進んでしまうことになります。

 

これは、正直こわいことだと思います。

 

ちなみに僕もAIはよく使います。

 

僕は出てきた答えには、めちゃくちゃフィードバックします。

 

客観的な情報を出してきたら「その根拠は?」と必ず聞きます。

 

すると、けっこう根拠がなくて「すいません。僕が勝手にそう判断しました」みたいなことを言ってくるんです 笑

 

「ここは論理がおかしい」「その考え方は違う」と、自分の知識や経験からどんどん突っ込んでいく。

 

そうやって何度もやり取りして、ようやくいいものができあがります。

 

結局のところ、AIをうまく使えるかどうかは、出てきた答えを判断できるだけの知識と経験があるかどうかで決まります。

 

そこがない人ほど、AIの答えにそのまま振り回されてしまっている気がします。

 

AIは、丸投げして終わりの道具ではありません。

 

考えるのをやめた人から、仕事を失う

 

ところが今、AIに「考えること」そのものを任せてしまう人が出てきています。

 

冒頭のプレゼンも、まさにそうでした。

 

考えずにAIへ丸投げしたから、見た目は綺麗なのに、中身が何も伝わってこなかったんです。

 

考えて、判断する。

 

これをやらないと、いいアウトプットは出せません。

 

自分の知識知見から考えてAIに指示を出し、知識知見からアウトプットを判断する…これが何より大切だと思います。

 

次世代型税理士のAI時代の戦略

 

今、多くの先生がAIで「効率化」することに注目しています。

 

記帳や資料作成を自動化して、業務を速くする。

 

その流れ自体は、よく分かります。

 

ただ、もう一つの視点を持ってもらいたいんです。

 

それは「効率化した、その次に何をやるか?」ということです。

 

中小規模の事務所は効率化するより、未来に向けて新しい売上を作るほうが、業績はずっと良くなるでしょう。

 

効率化で時間と利益を絞り出すより、新しい価値を生み、顧問先に貢献し、それが売上になってくる。

 

そのほうが、中小の事務所にはおそらく合っています。

 

それに、効率化はみんなが一斉に取り組むことなので、やったところで横並びになるだけです。(やった方がいいとは思います)

 

でも未来に向けて考える仕事は、やる人がまだ少ないぶん大きな差になります。

 

しかも未来に向けた仕事ですから、事務所の今後の成長性まで見えてきます。

 

みんながAIでの効率化や自動化に飛びついている今、その逆を行く税理士。

 

未来に向けて頭を使う、付加価値の高い仕事をやる税理士。

 

これこそが次世代型税理士です。

 

AIが広まるほど、自分で考えない人は増えていきます。

 

自ら考え、判断し、付加価値を高めて顧問先に貢献する次世代型税理士になりましょう。

 

そのために、自分が取り組む付加価値の知識知見を身につけることから始めましょう。

 

-高名一成

 

PS.
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