From:福元友則
今朝起きたとき、あなたはまず何をしましたか?
シャワーを浴びた。
メールをチェックした。
トイレに行った。
水を飲んだ。
人それぞれ色々あると思います。
職場に行く時、どの道を通って行きましたか?
職場についてまずすることは何ですか?
僕たちの生活のほとんどは、習慣からできています。
毎日行っている行動のほとんどは自分で考えて選択しているのではなく、ほとんどが気づいたらやっていることばかりです。
1つ1つの習慣はそれほど重要ではありません。
しかし長期的にみると、ものすごく大きな影響があります。
自己啓発の大家、アールナイチンゲールは「成功者の家には本棚があって、そうではない人の家にはテレビがある」
みたいなことを言っていました。
本を読む習慣を身につけていると成功して、テレビを見る習慣があると成功するのは難しいという時間の使い方を諭している格言です。
野菜を食べる人の方が健康にいいし、運動をする人の方が健康になりやすい。
当たり前のことです。
でも今日だけ思い切って野菜を食べても、運動してみてもたいして意味がありません。
長期的にみた成功するための秘訣は何を習慣化しているかに左右されるのです。
では、なぜ習慣化が大切なのでしょうか?
人は朝起きた時が一番エネルギーがある状態だと言われています。
そこから何かをするたびにエネルギーが減っていきます。
エネルギーがある一定以上減ってくると疲労を感じます。
疲れた状態になると、何かをすることが難しくなります。
これは意思決定をするときにも言えることなのです。
通勤の時にどの道順でいくか決定しても意思の力を使ってしまってエネルギーが減ってしまいます。
どの服を着るかを決めるだけでも意思の力を使ってしまいます。
こうした小さな決定を積み重ねるだけでエネルギーはどんどん減っていってしまいます。
そうするといざ重要な意思決定をしなければいけないという時に、もう考える力が残っていないなんてことになりかねません。
(ちなみにテレビショッピングが深夜によくやっている理由の1つはエネルギーがない状態で欲求に訴えることで、普段なら買わないものを買ってしまう人が多いためだと思われます。)
このようなことにならないように習慣化によって無駄なエネルギーを節約することが重要なのです。
だいたい長期的にみて成功するためにいい行動というのは、人間の本能的な欲求と逆になるものが多いです。
ですので、本来そういった行動をするにはとても大きな意思の力を働かせないとできません。
ですから、なかなか続けれないのです。
でも意思の力を使わずにできるようになったらどうでしょうか?
スティーブジョブスはこの習慣化の達人だったと言われています。
彼の仕事の中で共通する偉大なこととして、捨てること、削ることがありました。
拡大しすぎた商品を捨てて、iPodやMacに絞ったことでAppleを再生しました。
1つ1つの商品でも機能を盛り込みすぎないようシンプルになるようどんどん削っていきました。
その結果、Appleは世界一の企業になりました。
誰でも増やすことより減らすことの方が難しいです。
そのための決断をするのにはとてもエネルギーがいります。
ジョブスはいつも同じ服を着ていることで有名でした。
画像検索すればでてくるのはどれも同じ格好をしたジョブスがでてきます。
彼はこういうところでエネルギーを節約して重要な決断にエネルギーをとっておいたのでしょう。
何を習慣化するかによって、長期的にできることが変わります。
そして、大事な決断にエネルギーを残すことにもつながりますのでよりよい意思決定を行えるようにもなります。
習慣化、ぜひ時間をとって考えてみてください!
ー福元友則