from 福元友則
社長の大事な仕事の1つに戦略をたてることがあります。
そして戦略の中でも競争戦略の第1は他者との違いをつくることになります。
どうやって儲けるのかを考えたり決めたりするのは社長の仕事です。
(社長はみんな儲け話が好きなので仕事とは思ってないかもですね。)
ではどうやったら儲かるのでしょうか?
競争の中で業界平均水準以上の利益をあげることができるのは競合他社とくらべて何らかの違いがあるからです。
競争がある中で、いかにして他社よりも優れた収益を達成し、それを持続させるか、その基本的な手立てを示すものが競争戦略です。
競争がある市場は放っておいたら儲けがでない状態にむかって競争が激化していきます。
競争すればするほど、利益が0にむかっていくことになります。
競争に勝って儲けようというのはとても難しいことです。
というのも競争があるにもかかわらずそこで儲けようというのはそもそも不自然なことだからです。
儲けるためには他社との違いをつくりだすことが必須なのです。
なのでマーケティングにおいて他社をリサーチすることは重要です。
ライバル会社がどうやって儲けているのかきちんと調べるのです。
このリサーチ結果をみるとたいていの社長は間違ってことをします。
その会社が儲けている方法をマネしようとすることです。
もし先生もそう考えているならちょっと待ってください。
ライバル会社のマネをするということはライバル会社と競争をするということ。
ライバル会社が儲けているのは、他の会社と違うことをやっているから。
でもそれをみんながマネするとどうなりますか?
そこに競争がうまれ、すぐに儲からなくなってしまいます。
ですから、ライバル会社のマネをして儲けるのは難しいこと。
マネをすればするほど、みんな儲からなくなるだけです。
違いがなくなれば、価格競争をしてその競争で勝つしか生き残る道はなくなってしまいます。
(ちなみに勝つということは安くするということです。)
リサーチ結果をみてライバル会社との違いをつくって儲けるようにしましょう。
(ちなみにこの時間稼ぎのためにまずライバルのマネをするのはありです。)
儲けたいなら違いをつくりましょう。
もし経営計画などをたてて儲けたい、利益を増やしたいとなるのであれば、そこには違いが何なのかについて言及してあるべきなのです。
ちなみに違いをつくるというのは差別化のことです。
顧問先の社長に差別化についてアドバイスしましょう。
そして先生の事務所でも差別化に取り組んでいきましょう。