from 福元友則
最近はマーケティングを学びたいという人がずいぶんと多くなってきました。
僕が学び始めたのは約15年ほど前なのですが、その頃はマーケティングといってもほとんどの人は???な感じでした。
すべてのビジネスパーソンがマーケティングを学ぶべきと考えていますので非常にいい傾向だと受け止めています。
「マーケティングって楽しいですね」といっていただくことも多いです。
その一方「マーケティングってよくわからなくなってきました。」と言ってる人にもよく会います。
この違いはマーケティングを学ぶときの注意点を押さえているかどうかです。
マーケティングは定義が非常にあいまいなもので人によって解釈がバラバラだからです。
例えば集客だけのことをいっていることもあれば、営業全般のことをいっていることもあります。
(僕は中小企業向けのマーケティングコンサルタントなので、集客だけでなく売れる仕組みづくりの全般をマーケティングと呼ぶことが多いです。)
このような状況なので学べば学ぶほどによくわからなくなる時期がきてしまう人も多くいます。(混乱するのはいいことだとも思っています。)
そうならないためにも次のことを覚えておいてください。
マーケティングには2種類のアプローチがあります。
マスマーケティング的なアプローチとマイクロマーケティング的なアプローチです。
マスマーケティング的なアプローチはある程度の予算を投じながら、市場の反応をみて仮説検証していくスタイルです。
アカデミックなマーケティングを学んでいくとたいていがこちらのアプローチを学ぶことになります。
戦略から入っていく時にもこちらのアプローチになりやすいです。
マイクローマーケティング的なアプローチは1人の買ってくれたお客さんから売上を広げていくための仮説検証を行うスタイルです。
こちらは実践型のマーケティングを学ぶときによく触れるアプローチになります。
戦術から入っていくとこちらのアプローチになりやすいです。
これはどちらがいいとか悪いとかの話ではありません。
1つの案件に対して両方のアプローチから考えることもあるからです。
大事なことは使い分けができるかどうかです。
マスマーケティング的なアプローチは演繹的方法になります。
理論や法則から個別事例にあてはめ結論や予測を導きだすスタイルです。
一般的なことから具体的なことに落としていくスタイルです。
(戦略→戦術のようなイメージです。)
一方マイクロマーケティング的なアプローチは帰納的方法になります。
具体的なことから共通点を見出して結論や仮説を導きだすスタイルです。
具体から一般化していくイメージです。
中小企業のマーケティングの場合は、予算の問題がありますのでマイクロマーケティング的なアプローチのほうが役立つ場面が多い印象です。
経営計画などを作成する場合にはマスマーケティング的なアプローチをとることがある感じです。
もしマーケティングを学んで混乱してきたらどの情報がどっちのアプローチなのか確認したり整理してみてください。
顧問先の社長にアドバイスする際の参考にしてください。
また先生の事務所にもぜひ取り入れていきましょう。

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