From:福元友則
先日、実家に帰った時のこと。
うちの近所は僕が子供の頃、住宅エリアだったのですが大型商業施設に関する法律が変わった2000年過ぎぐらいから徐々に商業エリア化していっています。
岐阜市全体でみると人口減少していっているみたいですが、うちの近所はどんどん住む人が増えていっているみたいです。
そのため小学校が増築されているようです。
でそれに伴って、半径1キロぐらいの間にスーパーが4店も5店もあるようになってました。
人が増えているところに出店するのは店舗開発の基本の1つです。
そんな状況に最近変化がでてきました。
1店もなかったドラッグストアがたてつづけに4,5店できていたのでビックリ!
そんな近くにドラッグストアがたくさんできて大丈夫なのかと思っている人も多いみたいです。
ところがふたをあけてみれば、どこも駐車場が車でいっぱい。
なぜドラッグストアにそんなに人が集まるのか、そこにはからくりがあったのです。
最近のドラッグストアはどこも食料品を扱うようになりました。
品揃えはぼちぼちですが、価格はスーパーよりも安いことも多かったりします。
そのため今までスーパーで食料品を買っていた人がドラッグストラで食料品を買うようになってきたのです。
でも安く売ってて儲かるのか?
そこにドラッグストラの儲けのからくりが隠されています。
ドラッグストアでは、医薬品と化粧品が高単価高粗利の商品になります。
ですので、安い食料品で集客して、医薬品や化粧品を売る。
これが勝利の方程式化してきて飛躍的に伸びているのです。
従来は医薬品だけでお客さんが体調不良にならないと来店してもらえなかったのが、今は集客商品としての食料品を扱うことで、日常的に集客できるようになりました。
さらに化粧品をメインにすることで、消耗品のリピート化も見込めるようになり収益商品がよく売れるようになってきています。
さらにそこに追い風が吹いてきました。
地方の百貨店の不況、閉鎖です。
このため売り場をどんどん失っている化粧品メーカーが新たな販路を求め、ドラッグストアにどんどん食い込んでいっているのです。
ですから、しばらくの間はドラッグストアはどんどん伸び続けるのではないかと予測されています。
それもこれも、集客商品と収益商品の商品ラインナップができたことによります。
伸びる事業には、集客商品と収益商品の商品ラインナップが不可欠です。
もし今、集客はできているけど利益がいまいちなら、収益商品の開発が課題になります。
もし今、利益はぼちぼちだけど集客がいまいちなら、集客商品の開発が課題になります。
もし、利益も集客もいまいちなら、収益商品の開発も集客商品の開発も課題になります。
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もし事業を伸ばしたいとお考えなら、ぜひこの課題設定を参考にしてみてください!
−福元友則