経営戦略

税理士試験から見えてきた今後の経営戦略

From:高名一成

 

今日は8月28日。

 

8月も終わりに近づき、暑い夏ももうすぐ終わりです。

 

にも関わらず、この週末も35度近くの気温があるらしいので、まだまだ暑い日が続きそうですね。

 

8月といえば、税理士業界にとっての一大イベント税理士試験がありました。

 

あなたの事務所からは誰か受験しましたか?

 

うちのクライアントでも何人か受験した人がいましたが、試験前は勉強の追い込みが大変だと言っていました。

 

仕事をしながらなので尚更ですよね。

 

日本税理士会連合会の調べによると税理士登録者数は79,367人(令和3年7月時点)と言われています。

 

税理士登録者数はこれまでずっと増え続けています。

 

トレンドを見ていると最近は増加幅が減ってきていますが、まだ増え続けるでしょう。

 

しかし、税理士の対象顧客となる中小企業はどうかというと年々減少傾向です。

 

中小企業は今から30年前、約500万社ありました。

 

しかし、それから20年が経過し、2014年には380万社まで減りました。

 

20年で120万社減ったのです。

 

今現在の最新の企業数は出ていませんが、このトレンドでいうと2024年には320万社になっています。

 

これは30年間で約40%企業が減っているということです。

 

税理士は増えているけど、企業数は急激に減ってきている、、、

 

この詳細は先日お配りしていた「税理士のためのコンサルガイドブック」に書いておきましたが、単純に考えて顧問先獲得競争は激化する一方です。

 

きっとこの先もこの状態は続くでしょう。

 

顧問先獲得は資本体力のある大規模事務所、営業力の強い事務所しかうまくいかなくなってきます。

 

ここで考えなければいけないのは、この競争に参入して勝ち残る事務所作りをするのか、他の方法で成長する事務所作りをするのか、どちらにするかということです。

 

この舵取り次第で、今後やるべきことが大きく変わってきます。

 

競争に参入して勝ち残る事務所作りをする場合は業務効率化、事務所拡大、オンライン化がキーワードになってきます。

 

他の方法で成長する事務所作りをする場合は、差別化、ニッチ化ということがキーワードになってきます。

 

一番良くないのが、この中間をとるポジションニングや現状維持です。

 

これだとマーケットの波に引きづられて経営がコントロール不能になってしまいます。

 

上昇中のマーケットであれば、今まで通りの経営で成長することが可能ですが、税理士業界を取り巻く現状は上昇中とは言えません。

 

どちらに舵取りしても、すぐに結果を出せるわけではないので、なるべく早く取り組む必要があるでしょう。

 

ぜひ、時間をとって考えてみてください。

 

ー高名一成

 

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