From 福元友則
話を聞くのがうまい社長とあまり上手ではない社長がいます。
どんな場面であれば話を聞くのが上手なほうがいいですよね。
話を聞くのが上手であれば、相手と良好な関係を築きやすくなります。
それが社内の人であれ、社外の人であれ、ビジネスであれ、プライベートであれすべてにおいて関係する人との人間関係が基本になります。
その人間関係がよくなれば、仕事や生活がよくなります。
しかし男性は人の話を聞くのが苦手だったり下手だったりする傾向にあります。
女性の方が話を聞くの上手ですよね。
では、なぜ女性は話を聞くのが上手で男性は下手なのでしょうか?
その理由の1つに話の聞き方があります。
女性は相手の話に共感しながら聞いているのに対して、男性はなにかを解決しようとして話をききがちです。
例えば、部下がミスをしたとします。
女性上司は、まず部下がミスをして落ち込んでいる感情のケアをします。
しかし男性上司は部下が起こしたミスの問題や原因について考えるでしょう。
こうしたコミュニケーションの違いがあります。
ビジネス的に考えた時に、どちらかが正しくてどちらかが間違っているということはありません。
どちらも重要なことです。
しかし部下との関係性をよくするのはおそらく女性上司の方でしょう。
顧問先の社長の話を聞く時、部下や同僚の話を聞く時。
こうした対応をしていたら女性上司型を意識してみてください。
相手が問題解決を望んで相談してきている時以外、もしかすると問題解決を望んで相談してきている時でさえも、いきなり解決策を考えないようにしましょう。
ほとんどの人は自分が思っていることを正確に相手に伝えることができません。
ですので、相手が言ったことをそのままとらえるとコミュニケーションにギャップが生じてしまいます。
また話を聞いたとき、人それぞれ違った自分なりの価値観で物事を見てしまいます。
しかしその見方が必ず正しいとは限りません。
もし間違った見方をしてしまえば問題の本質が見えなくなったり、遠ざかったりしてしまいます。
またこうしたギャップは話し手と聞き手の関係を悪くしてしまうかもしれません。
社長の問題を解決してあげようと話を聞いた結果、社長との関係が悪くなってしまっては元も子もありません。
ですので、自分の立場で話を聞くのをやめ、できるだけ相手の立場にたって話を聞くようにしましょう。
相手の立場にたつとは、相手の視点や考え方を知ることです。
そのためにも相手が言ったことに返答するのではなく、一回なぜこう言っているのかを考えましょう。
また理由を尋ねたり、時には自分の解釈が合っているか確認をしましょう。
こうすることで聞き上手になり、色んな人との関係性が向上していきます。
顧問先との関係や部下や同僚の話をきく時にぜひ意識してください。