From 福元友則
色んな社長の相談を受けているとだんだんこの人はすぐに結果を出せそうか、それともなかなか結果を出せそうにないかわかるようになってきます。
というのも相談する社長は自分は他の人と違う境遇にいると思っているのですが、相談を受けるほうは同じような相談ばかり聞いているからです。
そして結果を出した人も結果を出せなかった人もたくさん見てきているからです。
今日のメルマガでは、結果を出せない社長に共通することを1つ紹介します。
売上の相談をしてくる社長には2つのタイプがあります。
そして売上を増やせる社長と売上を増やせない社長では見事にこのタイプが違います。
1つ目のタイプは、商品思考の社長。
2つ目のタイプは、顧客思考の社長。
このメルマガを読んでくれている先生ならすでにどちらがどちらのタイプなのかおわかりかもしれませんね。
そう、売上を増やせるタイプの社長は顧客思考の社長です。
売上をあげるのに苦労する社長とかんたんに増やせる社長とでは、ここの部分に大きな違いがあります。
かんたんに売上を増やせる社長は、社長の仕事はマーケティングだとわかっています。
しかし売上を増やすのに苦労する社長はそうではありません。
彼らは自分のことを○○屋さんだと思っています。
例えば、先生であれば税理士ですし、飲食店でも、美容師でも、クリーニング屋でも保険屋でもいいです。
彼らは自分のことをこういうふうに業種にとらわれてみています。
すると飲食店ならおいしい食事を提供するのが自分の仕事と思い込んでしまいます。
そしてお客さんがもっと来てくれるようにするには、もっとおいしい料理をつくらなければいいけないなどと間違った考えを強化してしまいます。
これはビジネスの中心が商品になっていますよね。
当たり前ですが、ビジネスの中心は商品ではありません。
それを買ってくれるお客さんのことがとんでしまっています。
お客さんに買ってもらって、リピートしてもらってはじめてビジネスになる。
ごく一部の例外を除いてほとんどのビジネスはこうやってビジネスをつくっていきます。
顧客思考ではなく、商品思考になると、お客さんを幸せに導くというのから、いかに商品を買ってもらうかに視点がせばまっていきます。
その結果、ビジネスの枠がせまくなっていき、お客さんから煙たがられるようになり、商品が古くなったり、ほかに魅力的な商品があったりするとあっという間に業績が悪くなっていきます。
商品はとても大事ですが、これはあくまで顧客獲得するツールであり、お客さんとの関係をつなぎとめるためのツールです。
ビジネスは、お客さんとの関係性を土台にするとうまくいくようになります。
お客さんとの関係性を深めること、またその関係性を売上に変えていく(ということはお客さんに貢献するということですよ)のがマーケティングなのです。
商品はあくまでそれをするためのツールであり、主はマーケティングなのです。
ここの部分を間違えている社長がうまくいっていません。
またわかっていても忙しくなってくるとついつい疎かになる部分でもあります。
これからの時期はたくさんの社長と話をする機会があると思います。
ぜひアドバイスしてあげてください。
PS.
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