経営戦略

AI時代に必要なのは青島刑事?!


from 福元友則

 

先日Dr. Martens × Fragmentの限定モデルを買いに行きました。

 

藤原ヒロシファンとしてどうしても欲しかったんです。

 

発売前からAIにも相談しました。

 

販売方法はどうなっているのか
どの店舗を優先すべきか
公式アプリは何時から販売されそうか

事前抽選で当選したDover Street Market Ginzaの予備券は期待できるのか。

 

いろいろ情報を集めて当日の動き方も決めました。

 

結果から言うと買えませんでした。

 

公式アプリは完売。

 

抽選店舗にも並びに行きました。

 

事前にAIに聞いたところ、
並びは30人から50人くらいではないか。

買える確率は30%くらいではないか。

 

そんな予想でした。

 

ところが実際に行ってみると300人近く並んでいました。

 

もちろん抽選は外れました。

 

Dover Street Market Ginzaも補欠で並びましたが
私の前の人たちで完売になりました。

 

欲しかった商品は手に入りませんでした。

 

でもいい体験ができたと思っています。

 

今回AIの指示通りに動くとどうなるか実験をしてみたのです。

 

すると現場に行かなければ分からないことがたくさんあることが確認できました。

 

たとえば、
店舗抽選ではAIの予想よりもはるかに人が並んだこと。

 

30人から50人ではなく実際には300人近く並びました。

 

Dover Street Market Ginzaの予備券でも実際に買えること。

 

予備券で並ぶべきか迷いました。

 

買えなかったら無駄になりそう。

 

でもこれはネットで調べても、
AIに聞いても分からない情報でした。

 

でも現場に行けばわかること。

 

その後もネットなどで情報収集してみましたが
当日の様子はほとんどわかりませんでした。

 

ここで思ったんです。
AIだけでは正しい判断はできないなと。

 

もちろんAIは便利です。

 

情報を整理してくれます。
仮説も出してくれます。
選択肢も比較してくれます。

 

どう動くべきかもかなり高い精度で出してくれます。

 

ただAIが出すのは、
集められる情報をもとにした最高の平均です。

 

平均としては正しい。

 

でも目の前の現場で本当に正しいかどうかは、
一次情報がないと判断できません。

 

そこで思い出したのが青島刑事の有名な言葉です。

 

事件は会議室で起きてるんじゃない。
現場で起きてるんだ。

 

AI時代も同じだと思います。

 

答えは画面の中だけにあるのではありません。

 

現場にあります。

 

税理士の仕事も同じです。

 

AIは決算書を読めます。

分析もできます。
コメントも作れます。
改善案も出せます。

 

でも社長の表情は見ていません。

 

社員さんの空気も知りません。
現場の違和感も感じていません。
雑談の中に出てくる本音も拾えません。

 

AI時代になるほど知識の価値は下がります。

 

なぜなら知識は誰でも取り出せるようになるからです。

 

その一方で価値が上がるのは、
自分で見たこと。
自分で聞いたこと。
自分で体験したこと。

 

つまり一次情報です。

 

これはAIにはありません。

 

今回私は欲しかった靴を買えませんでした。

 

でもそれ以上にAIの有効性と限界を理解できました。

 

AIはどう動くべきかを教えてくれます。

 

ただその答えが本当に正しいかどうかは、
現場に行かないと判断できません。

 

これは税理士事務所も同じです。

 

AIが出した決算書の分析をそのまま社長に伝える事務所。

 

AIが出した分析に、
社長の表情、現場の空気、雑談で聞いた本音を重ねて伝える事務所。

 

同じAIを使っていても価値はまったく違ってきます。

 

AIが出した答えを使いこなせる事務所と
AIが出した答えに振り回される事務所。

 

AI時代に差がつくのはAIを使えるかどうかではではないかもしれません。

 

AIが持っていない情報を先生自身がどれだけ持っているか。

 

そしてその情報をもとに社長に何を伝えられるか。

 

ここがこれからの税理士の価値を左右するのかもしれません。

 

ぜひ時間をとってAI時代に税理士の在り方を考えてみてください。

PS.
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