From:福元友則
2019年6月9日、待ち焦がれていた瞬間がやってきました。
久保建英君が日本サッカーのA代表デビュです。
きっと僕だけではなく、日本の多くの方が待ちわびていたと思います。
僕は長くバルセロニスタ(本場ではクレという)をしてまして、昔はメッシの1軍デビューを待ちわびた時もありました。
なぜバルセロナの話を出したのかというと、久保君FCバルセロナの下部組織であるカンテラの出身だからです。
しかもただ下部組織に所属したというだけではなく、有望株(クレはキラキラ星と呼んでます)でした。
ところがFIFAという組織があまりに強すぎたバルセロナに嫌がらせをするべく、制裁を加え、久保君が見事その対象とされてしまい出場資格を剥奪されてしまったために日本に帰国することになってしまいました。(この経緯の下りは偏見に満ちていますので、信じないようにお願いします!笑)
そんな経緯があったので、あのキラキラ星は順調に成長できるのかとその成長を見守っていた人もたくさんいるとかいないとか。
そしてとうとう日本A代表デビューです。
1部では今年の移籍市場で海外移籍するのではないかという情報も出ているので、話題づくりというわけではなく、本当に有望株としてのデビューでしょう。
そのスキルは素晴らしいものがあり活躍もしましたが、体の線などまだまだ18歳だなと思うところもありました。
即戦力というよりは、少しづつ経験も積ませて未来の主力を育てていこうということでのデビューでしょう。
次のカタールWCでは主力の1人になっていることを期待したいですね。
これは経営についても同じことが言えます。
目先の利益ばかり優先して、将来に対する投資はできてますか?
今日の試合を勝利することが最優先ではありますが、勝てそうな流れをみて久保君をデビューさせました。
これからもこういう起用をしながら、主力へと育てていくのだと思います。
決してWC出場をかけた大事な試合で、プレシャーがかかりすぎる場面でデビューさせたわけではありません。
経営でいうと、目先の利益を出すために投資をするのではなく、利益が出ているうちに投資をするのです。
そして、利益を出せているうちに未来の主力を育て、世代交代していくことが重要です。
経営がうまい人はこのバランスやタイミングがとてもうまく、また投資に対する理解もあります。
投資はまず経験を積みことを優先しながら育てていく。
結果として、早く事業化できることになります。
反対に最初から結果を求めていく人は、早々に未来の収益の種をつぶしてしまっています。
経験のフェーズで結果を求めれば、それも既存の主力事業と同じような評価に仕方をすればうまくいくものもうまくいかなくなってしまいます。
税理士業界は成熟期から衰退期のどこかに位置しています。(どこにいるのかは事務所ごとに違います。)
ここのフェーズでの経営者の一番の仕事は、次の成長事業をつくることです。
ですから、このメディアは「Next税理士Lab」と名付けました。
これからもこういったことに対して色々と情報発信していきますので、楽しんでメルマガを読んでもらえると幸いです。
ー福元友則