経営戦略

あの大手企業が「日報」を廃止したのはなぜ?

From:福元友則

 

10月に突入しました。

 

今年もあと3ヶ月で終わりです。

 

会計事務所はそろそろ年末調整のお知らせなど早くも繁忙期の準備にもとりかかる時期かと思います。

 

また経営についてじっくり取り組めなくなるぐらい忙しい日々に突入する前に、今後の経営で何が重要なのかを考えていただける面白い記事を見つけました。

 

「キットカット」や「ネスカフェアンバサダー」で有名なネスレの社長が日報を廃止したそうですが、その理由がとても面白かったので紹介します。

 

ネスレでは、新しい商品を生み出すためにイノベーションを最重要視しているそうです。

 

イノベーションとは、物事の「新結合」「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」(を創造する行為)のこと。

 

今から20年ぐらい前、経営の名著「イノベーションのジレンマ」が出た時に話題になった用語です。

 

例えばネスレの場合、コーヒーをおいしくしよう(商品の品質アップ)とか、価格をもっと安くしようというのはイノベーションではありません。

 

これはあくまでも現状の改善。

 

もちろん経営においてとてもとても重要なことではありますが、競合との価格競争でいかに優位に立つかという観点からのことでしかありません。

 

価格競争から抜け出したければ、競合と全く違う別の立ち位置(ポジショニング)を築かなければいけません。

 

そのために一番重要なことが「顧客が抱えている問題」をいかに発見するかです!

 

顧客が抱えている問題とは、まだ顧客が気づいていなかったり、解決するのを諦めている問題のことです。

 

顧客の問題発見できることは、その解決策を提示できることよりはるかに難しいのです。

 

なぜなら、顧客のことをよく知らなければいかないから。

 

顧客の問題を見つけれれrば、その解決策を見つけることは難しくありません。

 

もし解決策が見つからない時は、もだ顧客の真の問題を見つけれていないだけなのです。

 

ネスレでは、この「顧客の問題発見」を重視するため、日報を廃止にしたそうです。

 

ビジネスがうまくいっているなら報告書はいらないということです。

 

顧客の問題発見こそが「仕事」であり、そのほかのことは「作業」でしかありません。

 

ネスレでは売上などの数字は報告しますが、うまくいっているなら報告はいらない。本当に報告してほしいのは、うまくいっていない場合。なぜうまくいっていないのか?だそうです。

 

会計事務所にもこれと同じことが必要なのではないでしょうか?

 

税務顧問業務をそつなくこなすことは経営を維持していくうえで重要です。

 

ですが、これからの時代変化を考えると経営も変化させていかなければいけない。

 

でも、何をどうしていいかわからない。

 

そんな時は、まず顧問先の抱えている問題を発見することから始めてみてはいかがでしょうか?

 

ー福元友則

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