from 福元友則
そろそろ1年の締めくくりの時期に入ってきて、来年とか来年度の計画を考える先生や社長も多いかなと思います。
そこで今回は、業績が伸び悩む時に考えるべきことをテーマにしたいと思います。
業績が思うように伸びない時、
停滞感を感じる時、
どのように考えていますか?
こういう時に考えるべきことは、2つです。
今やっていることを改善するのか?
それとも、新しいことをするべきか?
です。
色んな会社や社長を見ていると気づくことがあります。
順調に業績を伸ばしていく社長は時流を読むのが上手だということです。
改善する時か、新しいことに移るべき時かの判断がいいのです。
この判断はケースバイケースになりますが、ある程度参考になるガイドラインもありますので、それを紹介します。
まず、基本的に衰退産業は業績が伸びづらいです。
前年と同じことをしていると、業績はよくて維持、たいてい減少していきます。
前年より頑張っても、減少することもザラです。
ですから、うまく次の成長産業に移行していくことを考えるべきです。
次にどういう時が改善を諦める時で、どういう時が改善をするべきときか?ですが、
今やっていることがうまくいっている時は、続けるべきです。
そこにより優秀な人を配置したり、スキルアップをしたり、プロセスの改善をするなど、今よりよくなることをするべきです。
経営的にはそこにより投資をするということです。
逆に、うまくいっていないとき。
しかも、そこに優秀な人を配置しているのに思った成果が出ない時は、その人を違うところに配置することで、結果がよくならないか検討するべきです。
新しいことを検討するべき時ということです。
ほとんどの経営者は、今やっていることに固執してしまってチャンスを逃してしまったり、逆に我慢が足りず新しいことをしてしまって、うまくいっていることをダメにしてしまったりしがちです。
しかも、これは自分や内部ではわかりづらかったりします。
そういう時外部の人がアドバイスをしてあげることでまた成長しはじめることができたりしますので、顧問先にそういう視点でアドバイスしてあげてください。