From:高名一成
「1ヶ月しか耐えられません、、、」
4月半ばにコロナでの自粛疲れに関する調査がおこなわれました。
その中で「緊急事態宣言が延長する場合、どのくらい耐えられる?」という設問に対して40%の人が「1ヶ月」と答えたそうです。
今、その調査した日からちょうど1ヶ月くらい経ったので、自粛に耐えらなくなってきている人が続出している可能性があります。
これは僕の体感としてはけっこう当たっている気がします。
それはこの土日に散歩した時に感じました。
久しぶりに駅の方に行ってみるとたくさんの人。公園を通りがかるとたくさんの子供。ちょっと前はどこもガラガラだったのに。
緊急事態宣言が一部解除されたのをきっかけに多くの人が自粛できなくなってきたみたいです。
また感染が増えそうな気がしています、、、。
しばらくはこれの繰り返しが起こるはずです。冬に第2波が起こるなんて話もあります。
だから、自粛生活がまた始まるかもしれません。
その時に僕たちはどうやって仕事をしていけばいいのでしょうか?どうやって経営をしていけばいいのでしょうか?
分かっていることは、今までとは抜本的にやり方を変えなければいけないということです。
なぜなら、ビジネスの世界はコロナ前の状況には戻らないからです。
例えば、アフターコロナの飲食店はコロナ前の売上に戻ることは無いと思います。
コロナの自粛期間中に料理ブームが起きました。料理が趣味になれば外食回数は減ります。
それに、テイクアウト、家飲み、オンライン飲み会が流行りました。これはコロナが収束したからといって廃れるとは思えません。
これを考えた時に以前と同じ経営のやり方でいいのでしょうか?
よくありませんよね。
より集客できるように、より客単価を高められるように、なにか新しい施策を打たなければいけません。
コロナが落ち着いたら以前の売上に戻るだろう、、、なんて考えていたら、その期待は裏切られてしまうでしょう。
そしてこれは当然、飲食業だけの話ではありません。
僕たちの業界でいうとzoomセミナーが一大トレンドになっています。これのおかげで過去最高益を出している会社もあります。
今後リアルのセミナーとどういったすみ分けをすればいいのか、zoomでうまくいくんだったら、そもそもやる必要が無いんじゃないか、などいろいろ考えなければいけません。
セミナーに対しての考え方や必要なノウハウが大きく変わってきました。
アフターコロナのビジネス環境はコロナ前とは全く別ものと考えましょう。
経営者の仕事で大切なことは、顧客の変化と環境の変化を見極めることです。
そして、顧客を見て環境を見て、常にそれに合わせていく必要があります。
進化論で有名なダーウィンは、
「この世に生き残るのは、最も強い者でも最も賢い者でもない。生き残るのは最も変化に適応できる者だ。」
と言っています。
この言葉はとても有名ですが、今のコロナ時代にあらためて考える必要がある言葉ではないでしょうか?
アフターコロナに適応するために何をしますか?
ー高名一成