from 福元友則
事業をやっていると何をしても成長させれない起業家にとっては地獄のような年があります。
それが1年の人もいれば、何年にも渡る人もいます。
中には、停滞の年を送るうちに衰退がはじめってしまう人さえいます。
ちなみにこれは起業したての人に起きることではありません。
誰でも起業当初は大変だと覚悟しています。
軌道に乗るまでの話ではなく、軌道にのってからむしろその数年後とか10年後とかによく起きることです。
できれば、そのような年を過ごすことなくずっと成長させれるといいのですが、残念なことになかなか実現できることではありません。
例えば、中期計画を立てる時にこの年は停滞の年だから業績アップはなしなんて計画する人はいません。
みんな大なり小なり業績アップを計画するものです。
では、なぜそうなってしまうのか?
また停滞から脱却できた人は何をしたのか?
を紹介したいと思います。
まずよく聞く話は人脈やコネを使い果たしてしまったということ。
それが紹介者の転勤であったり、本当に当初の人脈を使い果たしてしまったということであったり。
他には、市場やお客さんの変化に対応できていないというのもあります。
また他社との違いを見つけれない場合や、それをお客さんにうまくアピールできていない場合で市場の成長が止まってしまうと突然今までうまくいっていたことが逆回転しはじめることもあります。
こうしたことは、どの会社にもどの事務所にも起きることです。
しかし、そこからまた成長していくところとそのまま停滞し続けてしまうとことの違いは何か?
それは新しいことに取り組む力の有無です。
停滞してしまうのは、簡単にいってしまうと経営陣、社長や幹部の成長がないから。
彼らの実力以上には会社は成長していかないので、そこでストップしてしまいます。
ですので、社長や幹部自身の成長を促すためにも投資し続ける必要があります。
それが、何かはケースバイケースですがほとんどの場合、新しいことに取り組むことでまた成長軌道にのっていきます。
これは新しいことがうまくいくかどうかではありません。
新しいことに取り組むことで、既存のものがまた成長しはじめることもあります。
停滞している会社は、今までの成功体験に縛られています。
以前と同じことをまた繰り返すことに安心感を覚えています。
当然ですが、そこに成長の種はありません。
ですから、社長や幹部の成長がとまってしまい会社の成長がとまってしまうのです。
新しいことに取り組みましょう。
例えそれが理にかなっていないことであったとしても、何もはじめないよりはずっとましです。
顧問先の社長にぜひアドバイスしてあげてください。