From:福元友則
今日はこの記事を実家で書いています。
田舎育ちのためかどうも普段住んでいる東京は、建物ばかりで緑が少なく生活しているとそれだけで知らず知らずの間にストレスがたまってしまいます。
なので休みの日はなるべく公園に行ったり緑の多い場所に行くようにしているのですが、それでもやっぱり本当の自然に敵わないからなのか、月1ぐらいで出張のついでに実家に帰っています。
そんなこんなで今日は1日実家で仕事をしていました。
(僕のような仕事は、あまり場所に関係なく仕事ができるのがいいところで普段もフラフラとカフェめぐりしながら仕事したりしています。)
仕事もある程度片付き一息ついていると、小学4年生の甥っ子が帰ってきました。
(いつも自分の家には帰らずに僕の実家に帰ってくるようです。)
で帰ってくるなり早速、宿題の計算ドリルをやりはじめます。
今日は、4桁と2桁の割り算が宿題だったようです。
しばらく計算できるのか横で見てたのですが、難しいからなのかなかなか手が動きません。
ソロバン塾に行く時間も迫ってきたからか、だんだんソワソワしはじめました。
なので、4桁と2桁の割り算のやり方を教えてあげました。
するとさっきまで手がとまっていたのが嘘のようにあれこれと計算しています。
ですがやり方がわかってもすぐに使いこなせるようにはならないため、書いては消してを繰り返しています。
僕「さっき教えたやり方と違うよ。こうやったやろ?」
甥っ子「あっ!そうやった。」
でも何回か繰り返すうちにだんだん消ゴムで消す回数が減ってきました。
一回で、答えをだせるようになってきたみたいです。
僕「やり方わかってきた?」
甥っ子「だんだんコツをつかんできたよ。もうわかったから教えてくれんくてもいいや。」
最後には邪魔者扱いされてしまいました。
宿題が終わって「おっちゃん、教えてくれてありがとう。すぐに宿題終わらせれたよ。」とお礼を言ってもらいましたが。
もし甥っ子に割り算のコツを教えなかったらたぶんずっと正解にたどり着けなかったと思います。本人は真剣にやっていましたが、全然見当違いのことをしていました。
このようなことはビジネスの世界でもよくあることです。
我流で一生懸命やっている人がコツを教えてもらって、それを使いこなせるようになると結果が劇的に変わることがよくあります。
自分ができないことをできる人や、自分のできないことで成果をだした人というのは何かコツのようなものを掴んでいます。
それを他の人にも使えるようにしてあるのがノウハウ(know how)です。
なかなか成果が出ない人に多いのが、自分のやり方にこだわってしまうことです。
なんとかして自分のやり方で成果を出そうとしてしまいがちです。
なので早く成果を出したいのであれば、コツを探すことをおすすめします。
ただその際に注意点があります。
コツを知っただけで、成果がすぐに出てしまうものは要注意です。
他の人も知ればすぐに成果を出せるのであれば、そこに競争優位性は生まれないからです。(誰でもできるということは、できるようになることに価値がありません。)
なのでコツを知り、使えるようになるまでにトレーニングが必要であったりと時間が必要になるもののほうがオススメです。
こうしたものであれば、先行すると他の人ができるようになるまでの間、競争優位にたてるからです。
こうしたことを意識してやっている人は、そうでない人にくらべてビジネスの成長がとても早いです。
まずは意識してみるだけでも、ヒットする情報が全然変わってきます。
(脳の仕組みは意識したものを無意識にチェックするようにできています。)
まずは少し時間をとってどんな情報を集めるべきか考えてみることからはじめることをオススメします。
ー福元友則
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