From 福元友則
いよいよ確定申告期限まで残すところ2日となりましたね。
最後の一踏ん張り頑張ってください。
今年はどの先生に話を伺っても大変に苦戦している様子でした。
書類がなかなか集まらなかったり、スタッフもエンジンのかかりが悪かったり、、、
夏休みの宿題ではありませんが、やはり期日が迫ってこないとなかなか進められないものなんですよね。
とはいえ、2、3月の残業が減ってるという声をありましたので、働き方改革としてはいいことだったのかもしれません。
色んな事務所の経営状況をみていると、この時期とても気になることがあります。
年末調整や確定申告などをやると売り上げは増えますが、生産性となると落ちていることが多い点です。
税理士事務所の業務も、手を動かす作業ベースの業務と頭を動かす考えるベースの業務があります。
旧来型の事務所は作業ベースの業務が多く、改革している事務所は考えるベースの業務を増やしていこうとしています。
というのも、作業ベースの業務は生産性が低いことが多いからです。
サービス業はブラック化しやすいのですが、それもこれも人が動いてその分にお金をいただくことになるからです。
人が動かないと売上は増えない。
しかし売上を増やすには働く時間を増やすしかない。
となると給料を増やしやり、経営をよくしていこうと思うと誰かにこのしわ寄せがいってしまいます。
生産性の低い労働集約型の事業の宿命です。
税理士事務所は今までこの問題をシステム投資などの業務効率アップで乗り切ってきました。
他のサービス業と比べると投資額は段違いです。
しかし今この解決方法が限界にきています。
業務そのものの収益性が低下していて、投資とあわなくなってきています。
さらに投資回収期間と技術が新しくなるまでの期間もあわなくなってきたため、システム投資のリスクも高くなってきました。
こういった背景から、業務効率化ではなく、収益性の高い効果的な業務であったり、生産性の高い業務に移行しようとしているのです。
今は過渡期の入口なので、旧来型の事務所と改革しようとしている事務所の違いはわかりづらいところがあります。
しかし今後数年で改革も進に違いが鮮明になってくると確信しています。
色んな事務所の取り組みをみていると彼らの本気度が伝わってくるからです。
もし改革をするなら今がその時ですで大チャンスが到来しています。
確定申告が明けたら、ぜひ幹部の方と話し合ってみてください!