From 福元友則
今回のメルマガは朝ドラのネタばれ(9/16日放送回)注意です。
今日の朝ドラを見ていたらこんなシーンがありました。
過去最大級の台風が来ることに対してテレビの気象班は対応が後手後手の回ってしまっている状況を目の当たりにして高村デスクはこう言います。
「災害を報告するばかりになってるわ。
私たちにできることは何?」
「予測ですか?」
「私たち気象班が伝えるべきことは起こったことじゃない、これから起きること。」
「これから1番危険なのはどこ?」
「防ぐべき被害は何?」
「私たちにできる仕事は何?」
「これから起きる被害を最小限に食い止めることよ。」
これはドラマの世界だけの話ではありませんし、気象の世界だけの話でもありません。
税理士の世界にも通じる話です。
今までの税理士業界は過去に起きたことについて扱ってきました。
社長や会社がやってきたことを税法にのっとってただ行く処理することがメインの仕事でした。
それは社長や会社が行く道にそんなに危険がなかったからに他なりません。
人口が増加し、市場が拡大していく中で商売をすればたいていの商売はうまくいきます。
うまくいくまではいかなくてもなんとかやっていくことができました。
それは商売のやり方の問題よりも市場などの環境の問題でした。
そうなると防ぐ被害は税金の問題であったり、お金の管理の問題だったりしたのです。
しかし時代は変わり、市場環境も大きく変化しました。
今は危険がいっぱいです。
ですから流れが読めるまでは身動きがとれないという社長も大勢います。
しかし時代の変化が早すぎて流れが読めるのを待っていられないかもしれません。
立ち止まっていることが危険そのものかもしれないからです。
今は過去に起きたことではなく、これから起きることに焦点をあわせなければいけません。
未来予測や未来をつくるということがすべての会社に必要です。
僕はマーケティングこそが未来をつくる力になると信じています。
顧客を創造し、顧客の問題を解決し、顧客を未来をリードする。
それがマーケティングの役割です。
有名なコンサルタントは「マーケティングとはリーダーシップだ」といっていました。
聞いた当時はその本質的な部分をよくわかっていませんでしたが、たくさんの人に出会い、様々な経験を積むなかで本当の意味でこの言葉がわかるようになってきました。
これからもマーケティングで顧客にリーダーシップを発揮する。
ぜひ先生も事務所と顧問先をリードするマーケティングにより一層力を入れていただけうと嬉しいです。
これからという先生は何からはじめるのがいいか時間をとって考えてみてください。