From 福元友則
うまくいく社長とうまくいかない社長にはいくつも違いがあります。
今日はその違いの中からとても重要な考え方をシェアします。
うまくいく社長は事業の中で違いをつくるのがうまく、うまくいかない社長は事業を平均化しようとします。
例えば、今話題のサブスク。
サブスクとは、サブスクリプションの略ですが、要は継続課金型の定期宅配などのサービスのこと。
毎月定額をもらって、商品サービスを提供するというタイプの商品です。
税理士業をやっている先生にはとてもなじみのあるお金のもらい方ですけど、一般のビジネスをやっている社長にとっては画期的。
なぜならどんなに今月の売上がよかったとしても、月が変わってしまえばまた売上は0に戻ってしまい1から頑張らなければいけないからです。
これはとてもしんどいことです。
毎月毎月振り出しに戻ってまた全力疾走しなければいけないというのをずっと繰り返すわけですから。
ですので、多くの社長がとびついてますがサブスクをやったからといってうまくいくわけではありません。
新しいことをやってもうまくいくわけではないというのが1つ。
それからサブスクがうまくいったからといって経営が劇的に変わるわけではないというのも理由です。
サブスクを導入する目的は売上とか利益とは別のところにあります。
このことがわかっている社長はサブスクを導入して飛躍的に売上も利益も業績も向上させています。
しかしほとんどの社長はサブスクがうまくいっていないか、サブスクがうまくいっているのに業績にたいしたインパクトがないことに驚いています。
で冒頭の話に戻りますが、この両者には決定的な違いがあります。
それは、事業に重要な偏りを見つけれるかどうかの違いです。
この偏りはパレートの法則とか80:20の法則と呼ばれています。
パレートの法則は1897年にイタリアの経済学者のパレートさんが発見した法則です。
パレートさんは19世紀のイギリスにおける所得と資産の分布を眺めていたときに、所得と資産が1部の人に集中していることに気づきました。
さらに人口に占める割合と、所得、資産に占める割合に、一貫した数理的な関係があることも発見しました。
さらにさらに、時代を問わず、国を問わず、集めたデータを調べると、このパターンを何度も何度も繰り返し発見したそうです。
これを昇華させたのがジップさんの最小努力の法則です。
資源は労力が最小限ですむように調整する傾向があり、資源のわずか20%が活動の80%を担うことを発見したそうです。
つまりパレートの法則は企業活動にも応用できることを発見したのがジップの法則ということです。
うまくいく社長は80:20の法則をよくわかっています。
自社にとって重要な20%は何なのか?誰なのか?どこにあるのか?をいつも探しています。
そしてその重要な違いをみつけ、その違いを大きな違いになるように成長させることで事業を成長させています。
これは税理士事務所も例外ではありません。
先生の事務所にとって重要な20%は何でしょうか?
またそれをもたらしてくれるのは誰でしょうか?
それはどこにあるのでしょうか?
ぜひ見つけてみてください。
そしてもし見つけれなかったとしたら、それをいつ作りはじめるか考えてみてください。
PS.
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