経営戦略

AIで売上を増やしたい税理士が、AIに任せてはいけない3つのこと

From:高名一成

 

AIのClaudeを作っているAnthropicという会社が、営業部への問い合わせ対応をAIに任せたそうです。

 

これまでは問い合わせフォームから連絡が来ても、人間が対応してたので返事まで数日かかることがあったみたいです。

 

質問の多くは「料金はいくらですか?」「何人から契約できますか?」といったものでした。

 

こういった質問についてはAIが答えるようにしたところ、商談につながる率が2倍以上になったそうです。

 

AIを活用して、売上アップにつなげているわけです。

 

さすがAIの会社ですよね。

 

自分たちで実際に使ってみた事例を出してくれるのは、使う側としてもありがたいです。

 

AIで売上アップは本当にできる?

 

AIエージェントが流行り出してから、

 

「AIで売上アップ」とか

 

「このプロンプトを入れるだけで、売上が増えるマーケティングの施策が出てくる」みたいな広告をよく見かけます。

 

これってすごい魅力的に見えますよね。

 

楽だし、簡単そうだし、時間をかけて売上について学ぶ必要もなさそうです。

 

そう思ったら、飛びつきたくなりますよね。

 

でも実際は、なかなかそううまくはいかないんですよね…

 

AIで売上アップがうまくいかないのはなぜ?

 

例えば、AIに「うちの事務所の売上を上げるにはどうすればいいですか?」と聞いてみたとします。

 

すると、たいていの場合は、ショート動画で発信しましょう、Googleマップの口コミを集めましょう、紹介をもらう仕組みを作りましょう…といった答えが返ってきます。

 

どれも、売上を増やすならそりゃそうだろうという話です。

 

AIが出してくるのは、ネット上にある情報の平均値であり、一般的なアイディアしか出してくれません。

 

もちろん、事務所のことを詳しく伝えれば、答えは少し具体的になります。

 

でも、何を伝えればいいかを選ぶのは自分です。

 

売上に何が関係しているのかが分かっていないと、肝心なことは伝えられません。

 

しかも、買うかどうかを決めるのはお客さんです。

 

お客さんが買う理由や買わない理由は、お客さんの頭の中にあります。

 

例えば、自分では「対応が丁寧だから選ばれている」と思っていても、お客さんは「事務所が近いから」という理由で選んでいた、ということもあります。

 

自分が思っている理由と、お客さんの本当の理由はずれていることがあるんです。

 

自分でもはっきり分かっていないことは、AIに伝えようがありません。

 

AIは「みんなの正解」は知っています。

 

でも「あなたの正解」は知らないんです。

 

それでもAIは使った方がいい

 

実は冒頭のAnthropicも、AIに任せるところと人がやるところをちゃんと分けていました。

 

AIが答えていたのは、料金や人数のような答えが決まっている質問です。

 

大きな案件や複雑な案件は、人の営業に引き継いでいるそうです。

 

だから成果が出たわけです。

 

ですから、AIを使うことは否定しません。

 

僕もごりごり使っています。

 

というか、使った方がいいです。

 

これからAIを使わないビジネスはありえないと思っています。

 

決める・見抜く・直すは人間がやる

 

ただ、AIを使うときに、人間がやらなきゃいけないことが3つあります。

 

決める、見抜く、直すです。

 

「決める」は、いくつもある手の中から、自分の事務所ではどれを打つのかを選ぶことです。

 

AIは選択肢を出してはくれますが、あなたのお客さんにどれが効果的なのかまでは分かりません。

 

「見抜く」は、AIが出してきたものが良いのか悪いのかを判断することです。

 

AIの答えはいつもそれっぽく見えますが、間違えることもあるし、嘘をつくこともあります。

 

「直す」は、AIが出してきたものに手を入れて修正することです。

 

うまくいかなかったときに、どこをどう変えるかを考えるのも「直す」です。

 

どこをどう直せばいいのかをAIに聞いても、またそれっぽい答えが返ってくるだけです。

 

この3つを人間がやらないと、AIを使っても売上は増えません。

 

僕もAIにやらせっぱなしにはしていません。

 

決める、見抜く、直すはかなりやっています。

 

特に直すはかなりやります。

 

以前、AIが作ったものを直さずに、試しにそのまま広告を出してみたらどうなるんだろうと思ってやってみたことがあります。

 

結果は全くダメでした。

 

それから直すという工程をしっかりやってみると、かなり成果が出る広告になりました。

 

顧問先の売上アップならなおさら

 

自分の売上でもこうなので、顧問先の売上アップとなるともっと難しくなります。

 

AIが出した施策をそのまま顧問先に持っていって、外れたらどうなるでしょうか。

 

責任を取れませんよね。

 

しかもそれがAIの答えをそのまま持ってきたものだったと知られたら、信頼をなくします。

 

というより、AIの答えをそのまま渡すだけなら、付加価値はゼロです。

 

あなたが間に入る意味がありません。

 

社長が自分でAIに聞けばいいだけですから。

 

AIの答えをそのまま持っていくのではなく、ちゃんと正しい知識と知見で顧問先ごとに落とし込まないと売上は増えません。

 

まずは知識と知見を持とう!

 

自分の売上でも顧問先の売上でも、決める、見抜く、直すには知識と知見が必要です。

 

AIは効率化の道具です。

 

知識と知見があれば、AIはあなたの活動をどんどん効率化してくれます。

 

でも、0は掛けても0です。

 

売上を増やしたければマーケティングの知識を身につけましょう。

 

マーケティングの正しい知識知見を元にAIで効率化していきましょう。

 

さぁマーケティングを学ぼう!

 

-高名一成

PS.
今後の励みになるのでメルマガの感想や質問をいただけないでしょうか?
面白い質問は今後のテーマにさせていただきます!
↓
https://huow7d66xif.typeform.com/to/Z7Z46eHJ

最近の若い子がダサく見えるのはなぜ?!前のページ

関連記事

  1. 経営戦略

    顧問先から受けて困る相談

    From:高名一成先日、クライアントから相…

  2. 経営戦略

    値引きされる事務所、されない事務所

    From:高名一成営業の現場では商談の最中…

  3. 経営戦略

    M-1から学ぶマーケティング戦略

    from 福元友則M-1グランプリ2019…

  4. 経営戦略

    顧問先にしようか新規にしようか迷ってます

    From:高名一成これからコンサルをはじめ…

  5. 経営戦略

    オリンピックから学ぶマーケティング戦略とは?!

    From 福元友則オリンピック盛り上がってますね。…

  6. 経営戦略

    学ぶときか?稼ぐ時か?

    from 福元友則今までたくさんの社長の相…

サイドバーリンク画像1.001

最近の記事

  1. 経営戦略

    成功する人はリスクをとる人?とらない人?
  2. 経営戦略

    お客さんに選ばれる事務所にするためには?!
  3. 経営戦略

    顧問料を値下げした税理士の末路
  4. 経営戦略

    あなたの会社生きてますか?
  5. 経営戦略

    市場価値が高いのはスペシャリストとゼネラリスト、どちらでしょうか?
PAGE TOP