from 福元友則
今日の話はぜひ顧問先さんのアドバイスや小話にしてください。
JR東日本が驚きのサブスクリプションを発表しました。
サブスクリプションというのは、一定期間、定額で利用できるビジネスモデルのことです。
日本初らしいですが、自販機のサブスクリプションサービスです。
JR東日本エリアの駅に設置されている「イノベーション自販機」に、専用のスマホアプリをかざすと1日1本、対象の飲料水を受け取ることができるとのこと。
ここまででも自販機のサブスクやるかと驚きましたが、金額でさらにびっくり!
月額980円から利用できるようです。
30日間150円のペットボトルを買うと4,500円になるのでかなりお得ですね。
僕はそんなに駅に行かないですが、思わず入りたくなってしまいました。
サブスクの最近の傾向として、以前はソフト(office365とか)とかネットサービス(Netflixとか)とかが多かったのが、店舗やモノにまでどんどん拡大していっています。
どんどんサブスクリプションをとりいれる会社が増えている理由は主に3つあります。
理由1:売上が予測できて安定する
特にB2Cの場合に顕著ですが、売上を予測するのはかんたんではありません。
今月お客さんが何人きてくれて、その人たちがいくらつかってくれるのかを予測するには過去の数値を参考にするしかないのが現状です。
ところがスブスクを取り入れば、確実な売上予測ができます。
税理士事務所が今月の売上を予測できるのと同じになります。
いくら入ってくるのかわかるようになるということは、投資判断がしやすくなります。
そのため拡大を計画しやすくなります。
理由2:お客さんに利用してもらいやすくなる
サブスクを導入することで、新規客を獲得しやすくなる場合もあります。
続けて購入してもらえることがわかっているため、複数回購入を前提とした値付けをすることが可能になるからです。
こういう状況がつくれると、通常定価より安く提供できるようになります。
ですから、購入を迷っていた人への後押しになることがよくあります。
理由3:様々なデータがとれる
サブスクを導入することでお客さんの購入以外のデータが集まってくるようになります。
このデータを活用して他で儲けるのを最初から計画しているところもあるぐらいです。
とこんな具合にサブスクはメリットがたくさんあるので、導入するところが増えていっています。
ここまでのことでも十分魅力的なのですが、一番のメリットはこれです。
より高額なサービスを提供しやすくなるということです。
定期的にお客さんと接することができるサービスを導入することで、売り手と買い手の関係から少し進んだ関係をつくることができるからです。
それにお客さんのことをより知ることができるため、お客さんにあった商材を用意して届けることも可能になるからです。
ここまで読むとわかると思いますが、サブスクを導入しなくても定期リピート客をつくるのでもほぼ同じ効果を得ることが可能です。
ほとんどの社長は、頭が新規しんきになっていますから、リピート客づくりをアドバイスしてあげてください。
業績が好転するきっかけになりますよ、必ず!