from 福元友則
先日知人と飲んでいた時のこと。
「何か面白いビジネスないかな?」
と新しいビジネスチャンスを探している様子でした。
面白いといっていましたが、もちろん儲かるビジネスということです。
本業が衰退産業のため、余裕がある今のうちに次の収益の柱を作るのに取り掛かりたいという思いもあるみたいです。
で色々話しを聞いていたのですが、あの社長はこんなことやって儲かってるらしいとか、あの社長はこんなことはじめて最近楽しそうとか話していました。
そんな中でいくつか気になっているビジネスがすでにあるようで。
そのビジネスについても意見を求められました。
もちろん知人としてだけではなく、コンサルタントとしてです。
そこで今回は僕がビジネスチャンスをどう見ているのかについて、評価する方法の1つを紹介したいと思います。
これはホリエモンの4原則と呼ばれているものです。
原則1:初期投資が少ない
ビジネスでうまくいかないものの1つに、たいてい初期投資が大きすぎて儲けても儲けても回収できないパターンがあります。
どのビジネスでもやってうまくいくかいかないかわからないのに、そこに投資をしなければ始められないのはなかなかにギャンブルです。
投資が少なければ、うまくいかなかった場合にそれをやめて新しいことを始める決断をする権利がありますが、投資が多い場合はそのビジネスを辞めても返済し続けなければいけないためリスクが多くなりすぎてしまいます。
ビジネスは、小さくはじめて、大きく育てるのが1番です。
原則2:利益率の高いビジネス
これは税理士の先生であればよくわかっていることだと思います。
利益率の高いビジネスをすると資金繰りが楽になります。
逆に利益率の低いビジネスをすると、売上が増えれば増えるほど資金繰りが悪化していくことになり、運転資金が多く必要になってきます。
するとビジネスの規模の拡大とともに借り入れリスクが高まってしまいます。
経営=資金繰りになってしまうため、利益率の高いビジネスを選ぶ必要があります。
原則3:在庫がない
ビジネスを失敗するパターンの1つに仕入れを安くするために大量仕入れをして、在庫が積み上がってしまっているケースがあります。
在庫にも税金はかかりますし、保管費用もかかります。
しかも仕入れた時に売れないものはたいていあとになっても売れません。
捨てるのにもお金がかかることになります。
ファミリーマートかどこかが恵方巻きを受注生産にしたら、売れた量は減ったけど利益が増えたというニュースもありました。
できるだけ在庫がいらないビジネスであったり、在庫を持たなくてもできる形態にするのをおすすめします。
原則4:定期収入がある
商いの基本はリピートにあります。
人は安心安全を求めるものなので、何度も取引をすることで信頼関係を築くことができるからです。
また毎月固定費がかかってきます。
これを払っていくのに、月初に売上が0から始めるのと損益分岐点からはじめるのとでは大違いです。
定期収入でなくても、リピート率が高いビジネスであれば、ほぼ同じ条件になります。
この4つの条件を最初から満たすビジネスはそうそうありません。
ですが、アイディア次第で近づけることはできます。
ですので、顧問先から相談された時などにぜひ参考にしてみてください!