経営戦略

VIPな顧問先は誰ですか?

From:高名一成

 

先日、髪を切りに行きました。

 

ずっと前から切りたかったのですが、コロナでの自粛を考えて切りにいくのを控えていまいた。

 

今回だけ奥さんに切ってもらおうかななんて考え、それを伝えるとyoutubeでカットのやり方を調べてくれていました。でも直前になってそれもリスキーだなと思ってやっぱりやめました(笑)

 

でもヤメた理由はリスキーということだけが理由ではありません。

 

ちょっと前に用事があって外出をした時、いつも行く美容室の前を通りかかりました。

 

コロナの影響でどうなっているだろう?大丈夫かな?と思い少し顔を出してみてオーナーさんと話をしました。

 

やっぱりお客さんが減っているみたいでしたが、この美容室は顧客層は男性がメインのため他の美容室よりはダメージが少ないとのこと。顧客層に女性が多いところはかなり厳しいみたいですね。

 

そして、今までとやり方を変えて時間あたりの来店客を1人に絞っていると言っていました。

 

つまり、完全に個別対応。お店の中は美容師さん1人とお客さん1人のプライベート空間になっています。

 

カットの前後は掃除や除菌作業を1時間くらいやっていると言っていましたし、応援もしたいので切ってもらうことにしました。

 

今回、行って思ったこと。

 

僕はものすごい特別待遇をしてもらったと思いました。

 

おそらく、サービスそのものはいつもと変わらないはずです。

 

でも、僕だけのために入念なな準備をしてくれ、僕だけのために時間を作ってくれ、僕だけのためのプライベート空間を作ってくれたことに、僕は強い特別感を感じたんだと思います。

 

今回はコロナ感染防止のため偶然こうなりましたが、これを戦略的にやることはマーケティング上とても大切です。

 

既存客の中でもvipに近い人を優遇するのです。

 

より、お金を払ってくれる、よりたくさん買ってくれるお客さんは他のお客さんと一緒にしてはいけません。

 

2割8割という法則があります。

 

これは売上の8割は2割のお客さんが作っているという法則です。

 

この2割のお客さんを優遇しましょう。

 

このお客さんには特別感を提供してください。

 

特別感を提供すれば喜びます。喜べば、自分のところでもっと買い物をしてくれます。新しいお客さんを紹介してくれます。

 

こういったお客さんを作っていくことがマーケティングでは重要で、アフターコロナ以降の経営の死活問題になります。

 

アフターコロナの世界は新規客獲得がどんどん難しくなってくることが予想されます。

 

人口が減り、会社が減り、オンライン化が進むにつれ価格競争が加速し、顧客獲得コストが急激に上昇するからです。

 

その時に新規客獲得ばかりやっていたら経営は成り立ちません。

 

経営を支えてくれるのは2割のお客さんです。

 

ぜひ、2割のお客さんを大切にしてください。

 

そして、2割のお客さんをどんどん増やす活動をしていきましょう。

 

ー高名一成

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