経営戦略

生産性アップは効率アップではない?!

from 福元友則

 

今日はお盆休み明け。

 

まだ今週いっぱいは暑い日が続きそうですし、無理せずに徐々に仕事モードに移行していってください。

 

さて最近、ビジネス界隈では生産性という言葉を本当によく聞くようになりました。

 

人口減少などで、大幅な売上アップを狙いにくくなっていることも関係するかもしれません。

 

また働き方が変わっていたり、そもそもの価値観の変化が影響あるのかもしれません。

 

無理に会社を大きくするよりも、そこそこの規模を維持していきたい。

 

その中で業績(利益)はよくしていきたいみたいな価値観の起業家が増えているのもあるでしょう。

 

またwebツールなどのテクノロジーの進化がすごいので、それを活用して省力化をはかりたいという考えもあるのでしょう。

 

しかし経営計画をみていても、売上いくら、利益いくらみたいな計画はよく見ますが、
生産性について触れている計画はあまりお目にかかりません。

 

規模の拡大ではなく、構造の変化を計画するというのは少し難しいのかもしれませんし、経営計画のフォーマットが生産性のほうに向いていないのが原因かもしれません。

 

構造の変化もうまくいかないリスクはありますが、構造の変化の方がリスクは大きくなってしまいます。

 

最近チェーン展開している飲食店が大幅に店舗を減らす方針を出したニュースをよく見ますが、変化に対応しにくいからです。

 

構造の変化とは、商品ラインナップの変化や顧客層の変化など事業の構造を変化させることです。

 

こう聞くと難しそうに聞こえますが、スモールビジネスの場合そんなに難しいわけでもありません。

 

スモールビジネスは基本、単品商売に近いビジネスになっています。

 

ですので、何か商品を買ってくれた人に他の商品を売る。

 

これをきちんとやることです。

 

では、なぜこれが儲かるのか?

 

それは、売上ではなく客単価をあげているからです。

 

どのビジネスが儲かるかは、基本、客単価に関係します。

 

客単価が高いビジネスのほうが、利益をあげやすいからです。

 

ですので、今よりも売上を増やしたいのではなく利益を増やしたいという場合、やるべきことは客単価をあげることです。

 

そのためには、既存客に次の商品を売ること、セカンドセールスです。

 

次に売る商品が儲かるようになっていれば、生産性はどんどんあがっていきます。

 

ですので、どんな商品を創るのかこれが鍵になります。

 

生産性アップというとどうしても効率アップと変換してしまう人が多いですが、これだけではあまり生産性アップにつながりません。

 

ですので、商品開発、商品企画をしてそれを生産性アップにつなげるという意識をもってください。

 

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