From:高名一成
先日、AIエージェントの活用セミナーに参加してきました。
Claudeを使った入門セミナーで、
「AIエージェントってどういうものか?」
「何ができるのか?」
を解説する内容でした。
参加者がたくさんいたので、AIエージェントへの注目度の高さがうかがえました。
僕は普段からそこそこClaudeを使っています。
なので、入門編で特に参考になることはないだろうなと思っていたんですが、セミナーの最後に紹介されるバックエンド商品が気になったので参加することにしました。
AIエージェントは「業務を実際にやるAI」
もう知っている人も多いと思いますが、AIエージェントは実際に業務をやるAIです。
聞いたら答えてくれるだけのAIチャットとは、まったく別もの。
指示すれば、あれもこれも人間の代わりに業務をやってくれます。
セミナーでは、いくつかの業務をClaudeにやらせるデモが行われていました。
1つは広告の作成と運用。
もう1つは、メールの返信やスケジュール調整。
そして最後が、マネーフォワードと連携した自動化です。
請求書から仕訳登録まで、Claudeがやっていました。
これを見せた後、講師がこう言ったんです。
「税理士への仕訳1件いくらでやっているのであれば、それはClaudeでできます。AIが記帳をやってくれるので、税理士に頼まなくていいです」
「会計データを連携すれば、Claudeを財務分析CFOにできます」
「かなり正確です」
「ハンコを押す以外は、ほぼできます」
「ハンコ押す以外はほぼできる」
が突きつけたもの
入門編のセミナーだったので、参加者の多くは「そこまでできるんだ」と驚いていたと思います。
もちろん、現時点ではまだ人間のチェックが必要な部分は残っています。
でも、講師の発言を聞いて頭に浮かんだのは「3年後、5年後はどうなっているのか」ということでした。
実際、AIで税理士業務を丸ごと自動化している事例はXでも度々バズっていますし、freeeのような会計ソフト側も、AIによる記帳代行の自動化機能を次々と発表しています。
つまり、仕訳・記帳・試算表作成・財務分析など。
このあたりは、これからどんどんAIの領域になっていくということなんです。
AIは一時的なブームではなく、長期的に続くトレンドなのでこの未来は確実でしょう。
しかもその速度はかなり早いはずなので、3年後とかではなく来年でもおかしくありません。
AI時代、税理士は2つのタイプに分かれる
いま、AIエージェントの存在に気づいた税理士は2つのタイプに分かれています。
1つは、AIで業務を自動化して効率化しようとするタイプ。
もう1つは、AIに代替されない領域を作ろうとするタイプです。
もちろん、両方やった方がいいに決まっています。
ただ、これから伸びていく税理士は、確実に後者の方です。
伸びる理由は
「商品ラインナップ」にあります
理由はシンプルで、商品ラインナップができるからです。
AIでどれだけ業務を効率化しても、売っている商品が「税務顧問」だけなら、結局のところ収益の柱は1本のまま。
業務時間は減っても、売っているものは同じです。
商品が1個しか無ければ、外部環境の変化をもろに受けます。
AIの進化で市場価値が下がれば、価格競争はこれまで以上に激しくなっていきます。
というか、税務顧問という商品自体が、今の形を維持するのは難しくなっていくかもしれません。
顧問先の社長がAIを使って、自分で会計を回せるようになる時代もすぐそこです。
そうなれば、今と同じ単価で税務顧問を売り続けるのは、ますますしんどくなっていきます。
商品が2つ、3つあれば話が変わる
でも、AIに代替されない領域、たとえば社長の経営判断サポートや売上アップ支援といった商品を持っていればどうでしょうか。
商品が2つ、3つあれば、本来はネガティブな外部環境の変化も、ポジティブに利用することができます。
AIで税務顧問業務の時間が減った分、新しい商品の提供時間に振り替えられます。
事務所全体としての単価が上がり、AIの進化が「脅威」ではなく「味方」になっていきます。
今気づけた税理士にだけ見えるチャンス
AIで税理士業務が代替されていく未来に、今この段階で気づけたなら、それは脅威ではなくチャンスです。
なぜなら、今のうちに動き出せば、誰よりも早く準備が整うからです。
セミナーの講師が言っていたとおり、AIで「税理士に頼まなくていい」と言われる時代がすぐそこまで来ています。
顧問先の社長たちが本格的にAIを使って自分でやり始める前に、税務顧問の次の商品を準備しておけば、AIの進化を脅威ではなく味方として迎えられます。
社長が今夜眠れない悩みに寄り添える商品。
AIには手の出せない領域で、それがあなただからこそ提供できる価値です。
これを今、作り始めるかどうかで、3年後・5年後の事務所の景色がまったく違うものになっていきます。
AI時代に脅威を感じた今こそが、新しい商品を作り始める絶好のタイミングです。
あなたの事務所では、税務顧問の次にどんな商品を持ちますか?
-高名一成
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