From:福元友則
先日、何気なくテレビを見ていたらいきなりステーキが東証1部上場というニュースが報道されていました。社長のコメントで印象に残ったのが、「成長は加速していく」というメッセージでした。
いきなりステーキ、以前から頻繁に見かけるので(僕の生活圏に店舗があるだけでした。)創業してからそれなりに年数経っているのかと思えば、1号店をオープンしたのが確か3年前ぐらいとのこと。
現在100店舗ぐらいだったかな(いいかげんな数字で申し訳ないです。)
3年で100店舗ぐらい増やした計算です。
で、今後の出店計画はどうかというと3年で1,000店舗目指すらしいです。
100店舗増じゃないですよ、1,000店舗です。
成長のスピードアップがすごいですよね、
社長の言う通り成長は加速していくんですね。
では、なぜいきなりステーキがこれだけ成長を
加速していけるのかを少し見ていきたいと思います。
会社の成長の壁になるもの、それは会社の資源と一緒で
「ヒト、モノ、カネ」です。
いきなりステーキのことをそんなに詳しく知っているわけではないのですが、
ステーキ屋なのでモノとは仕入れ=肉のことでしょう。
良質な肉を大量に仕入れるのはもちろん難しいことだと思いますが、
お金さえ出せば買えるものだと考えるとカネの方が重要なんじゃないかなと思います。
じゃあカネが問題になるのかと言えば、ビジネスモデルがしっかりしていて(利益がきちんと上がる仕組み)会社が成長していくのが見えていれば、外部からの資金調達もそんなに難しくないんじゃないかなと思います。
今、どんどん成長していく会社って少ないですからね。しかもお金はだぶつき気味なので優良な投資先に見えたら、お金集まってきそうですよね。
じゃあヒトはどうなのかというと、ここが事業を続けていく上で一番問題でしょう。今後働く人が大幅に減少することが見込まれている中で、たくさん人がいないと成立しないビジネスであれば、人を確保できないことで出店がとまり、つまり成長がとまり、お金の流れがとまり、と今までの正のスパイラルが逆回転していきそうに思えます。
では、いきなりステーキがどうなのかというと、
少人数で店舗運営できるオペレーションになっているのだそうです。
ここが事業上の強みになっているようです。
(利益も確保しやすそうですね。)
そしてこの強みは今のところこれからの時代に合っているので、
しばらく独走しそうな気がします。
これはどのビジネスにも言えることで、少子高齢化の時代背景から今までの大量雇用、大量生産から少人数で経営できるビジネスモデルにどんどん移行していくと思います。
たくさんのお客さんから少しづつ貰うモデル=薄利多売から
少ないお客さんからたくさん貰うモデル=高付加価値への移行です。
お客さんは「量よりも質」を重視するという変化です。
今いろんなところでビジネスモデルの見直しがはじまっています。
新しいビジネスモデルを確立するには、数年かける必要があるので3年後を見据えて転換を図っているところが増えてきました。
ぜひ少しまとまった時間をとっていただいて、「量より質」を重視する経営、
例えば「顧問先の数よりも顧問料を重視する」税理士事務所像ってどんなのかなと考えてみてください。
ー福元友則
PS.
そんなことを少し踏まえながら考えていただく時間にしていただくのがこちらのセミナーです。当日キャンセルも考えてあと若干名募集します。ご都合があう方はぜひご参加ください♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://marketing-ia.jp/1000structure/
この記事へのコメントはありません。