From 福元友則
忙しくてなかなかやりたいことに手をつけれないんですよね、、、
という相談をたまにいただきます。
またやらなければいけないことがあるのに、気がつくと今やらなくてもいいメール確認をしたり、メール返信したり、ネットサーフィンをしてしまうこともあります。
こういったことは誰でも経験してることだと思います。
このような現象を心理学では「達成バイアス」という名前がついています。
達成バイアスとは、長期的で重要なタスクよりも、短期的で重要度が低いタスクをついついやってしまうことです。
この達成バイアスは、集中力に悪影響を及ぼします。
忙しくなればなるほど、重要なことは後回しにされ、どうでもいいことをみんなやってしまうのですから。
それで疲れて、さらに重要なことが後回しにされてしまうという、、、
もし先生がこんな状況であれば、事務所の経営にとって本当に重要なことは何年たっても実行できずじまいになってしまいます。
スタッフがこんな状況だと、さらに頼んであって大切なことほど後回しになってしまいます。
仕事が山積みになるとなぜか散らかっている資料が気になりませんか?
急に漫画を読みたくなったりしませんか?
(最近なぜかNARUTOを読んでしまいました、、、)
これは自分だけのことではなく、誰にでも起きることで、忙しくなればなるほど大切なことから目を背けたくなってしまうものなのです。
なので仕事をやる時には、順番が重要になります。
難しい案件から手をつけたり、重要な案件から手をつけるようにしなければいけません。
7つの習慣で有名なコービー博士は大きな石から先に入れろと言っていました。
小さな石を入れてから大きな石を入れると入るものも入らない。
なので大きな石から先に入れるようにして、後から小さな石を入れるというのはタイムマネジメントとしてとても重要な考え方です。
というようなことがずっと言われてきましたが、これと逆のことも起きます。
全てのタスクを書き出して、かんたんなタスクを連続してこなすと1日の仕事量が増えるのです。
これはタスククリアしたことにより出るドーパンミンの影響のようです。
ドーパミンにはモチベーションを引き出す働きがあるからです。
もし先生が重要な仕事がなかなかできないと困っているなら、できるだけ朝一で取り掛かるようにしてください。
午後に取り組むと高い確率で目の前の仕事に忙殺され手付かずになってしまいます。
朝一に取り掛かかるようにしているけれども、なかなか進まないということならまずは仕事のリズムを出すためにかんたんな仕事を先にするようにしてください。
数分で終わり、考えなくてもできるような作業ベースの仕事をいくつかこなるのです。
それによって集中力を高める効果がありますので、20分ほどたったら重要な仕事にとりかかるようにしましょう。
とても集中できて今までが嘘のように一気に進めることができるかもしれません。
朝一に簡単なタスクをこなることで集中力を高め、手付かずの重要な仕事をこなることができるようになりますのでぜひ試してみてください。