経営戦略

コンサルと結果責任

From:高名一成

 

「コンサルタントは結果に対する責任を負わなければいけない」

 

コンサルタントによってそれぞれ信念やスタイルがあるので考え方は千差万別ですが、こういったことを言っているコンサルタントはけっこういます。

 

これだけ聞くとカッコいいし頼りになりそうですが、これからコンサルを始めていきたい人のプレッシャーになってしまっているのも事実です。

 

このプレッシャーからコンサルをするに足踏みしてしまう人は少なくありません。

 

コンサルで結果責任を負う場合は、結果を必ず出すと約束をした場合のみです。

 

その場合は結果が出るまでやらなければいけませんが、そういう約束をしていないのであれば、責任を負う必要はありません。

 

なぜなら、成果はクライアントの行動量から出るものだからです。

 

なので、クライアントに行動力がなければ成果はゼロということになります。

 

コンサルタントができることはクライアントが成果を出すためにとる行動の方向性が最適なのか見極め、正しい方向性に導き、そこに対して行動をとってもらう様にすることです。

 

そして、定期的にクライアントの進捗状況を確認し、行動をとる方向性を整理し、行動量を上げるためにお尻をたたき、目標達成へ導く、それがコンサルタントの仕事です。

 

こうすることで、クライアントは業績アップのために必要なことやプロセスを身につけることができます。

 

反対に、責任を負うタイプのコンサルタントは、「自分が業績を良くしてあげる」と考えている人が多く、クライアントの業務を代行して無理やり業績を良くするということもします。

 

このやり方だとコンサルタントがいなくなったら、そのクライアントの業績はたちまち元通りになるはずです。

 

本当の意味でクライアントを成長に導くことができません。

 

僕はクライアントの最終的なゴールはコンサルティング契約からの卒業だと思っています。

 

それでも自力で業績アップができているとしたら、それはコンサルタントとして関わった最高の報酬です。(大抵の場合はアドバイザーとして関わりますがね。)

 

もし、あなたが成果に対する責任というプレッシャーを感じていたら、こんな風に考えてみてください。

 

なお、自分が実績を作るという観点では何がなんでも結果を出す必要はあります。実績が無ければ、その後の活動がうまくいかなくなってしまうので。

 

ー高名一成

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