From 福元友則
これからの時代を勝ち抜くためには個人レベルでの生産性を高めましょう。
多くの人は売上を増やすためにたくさんの仕事を受注し、たくさんの仕事をこなそうとします。
しかしたくさん働くことは生産性を下げることにもなりかねません。
生産性が下がるということは、たくさん働くことがさらに働く時間を増やしてしまうことにつながっているということです。
業績アップのためにはできるだけ、生産性の高い業務を生産性の高いやり方で行うようにすることです。
では、生産性の高い業務とは何なのか?
基本的にはスキルアップした分だけ生産性もアップできる業務です。
例えば、車の運転。
先生がトラックの運転手をしてるとします。
先生はその道何十年のベテランドライバー。
僕はまだ2,3年のかけだしドライバーだとします。
先生と僕の運転技術には10倍の差があるとします。
このときに業務を10倍こなせれば生産性が高い業務といえます。
こういう業務であれば、スキルアップすればするほど仕事をたくさんこなすことができますのでそのまま業績に直結するからです。
ですが現実は、どれだけ運転技術に差があったとしても2倍の差を出すこともできないでしょう。
運転技術の差より車の性能により左右されるものだからです。
例えば、経営のスキルの場合。
経理のスキルとマーケティングのスキル。
どちらが業績に直結するかは言うまでもありません。
経理のスキルがどれだけアップしてもなかなか業績に反映させることは難しいでしょう。
というのも業績アップするためには、損益計算書の上から順番に重要な項目が並んでいるからです。
1番上はもちろん売上。
売上を増やすことが業績アップに1番有効だということです。
(当たり前ですよね。)
経理のスキルは正しく評価されません。
(会社の業績に左右されますので)
しかしマーケティングのスキルの評価は正しく評価されることが多いです。
スキルが高くなればなるほど売上が増えるのであれば、リターンが明確だからです。
こういう業務のスキルをアップできるとそのまま生産性アップにつながります。
マーケティングのスキルアップ=業績アップ
という公式が成り立ちやすいからです。
生産性アップというとどうしても効率的に仕事をすることに意識がいってしまいがちです。
しかし実際は、効率的に仕事をすることよりも、効果的な仕事をすることのほうがはるかに生産性を高めることができます。
休みの間にぜひどの業務が生産性アップに該当する業務なのか考えてみてください。