経営戦略

2010年代は税理士業界にとって激動の10年でした。2020年代は、、、?!

From 福元友則

 

もう8月も終わりですね。

 

まだまだ残暑が厳しいものの日差しなどが確実に秋に近づいているのを感じさせてくれます。

 

暑い日が終わるのは嬉しいものの夏が終わって冬に向かっていくのは毎年寂しい気分になります。

 

気温と人の行動には因果関係があるというのを聞いたことがありますし、これは僕だけではなく色んな人が感じている感情かもしれませんね。

 

さて今年は夏まで緊急事態宣言となり、もしかしたらこれから涼しくなっていくことを考慮するとさらに厳しい状況が待っているのかもしれません。

 

でもワクチン接種は進んでいるようですし、状況が一転するのに期待したいですね。

 

世間がどうなっていようが、景気がどうだろうが、起業家がすることは経営であり、儲けることです。

 

税理士事務所も例外ではありません。

 

これから中小企業の数がぐっと減っていくことが予想されています。

 

中小企業の経営に逆風が吹き続けているからです。

 

逆に中小企業の数が増える要因はほとんどありません。

 

今までの税理士事務所の経営は中小企業数に左右されてきました。

 

中小企業の数が増えれば税理士事務所も儲かる構図になっていました。

 

2020年の中小企業白書によると、

 

1999年に485万者でした。

 

それが10年後の2009年には421万者に。

 

2016年には359万者まで減少しているようです。

 

2021年はさらに減少していることが明らかです。

 

経営者の高齢化などで年間4万者以上が廃業しているともありますが、2020年代に本格的な経営者の高齢化を迎えるとあって今後はこの流れがより一層加速しそうです。

 

2010年代の税理士業界は減少する中小企業数をカバーするために合併などが盛んに行われ、また自計化やクラウド化などの技術の進歩などでコストを削減し、なんとかこの危機を乗り越えてきたといった感じです。

 

しかし今後はそれだけではカバーしきれない時代に突入していきます。

 

顧問料相場もより厳しくなっていってます。

 

もうコスト削減だけで乗り切れないかもしれない状況になってきているのです。

 

ですが、光明もあります。

 

税理士業界はまだまだ古い業界です。

 

こういう古い業界は、他との差別化に取り組むととても結果がでやすい業界です。

 

競合が古い慣習に縛られているので、新しいこととか他の業界では当たり前のことをやるだけでとても結果が出やすかったりします。

 

ですので、先生もぜひ事務所の差別化に取り組んでください。

 

競合がまだやっていなくて、顧問先や地域の見込み客が望んでいるサービスを提供するとこれまでと全く違う経営をすることができるかもしれません。

 

競合がまだやっていなくて、顧問先や地域の見込み客が望んでいるサービスは何がありますか?

 

ぜひ時間をとって考えてみてください。

 

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