From:高名一成
一昨日までメルマガ読者にアンケートのお願いをしていました。
このアンケートでは「経営する上で唯一の最大の課題は何ですか?」という質問をさせていただきました。
経営をしていれば売上の問題、財務の問題、人の問題、etc…とさまざまな問題があると思いますが、その中でも一番解決したいことをうかがわせていただいています。
今回もたくさんの方に回答していただきました。
ご回答いただいた方はありがとうございます!
何名かの方には具体的に話をうかがいたいと思い、個別にご連絡させていただいたんですが、ほとんどの方にご快諾いただき嬉しく思います。
今回お答えいただいた内容は大きくまとめると、
①顧問先が増えない
②顧問先が増えているけど顧問料が安い
③人材採用/育成がうまくいっていない
という3つでした。
他にも給与体系、差別化、顧問先のニーズに応えられていないなど、いろんな意見をいただきましたが大きくまとめるとこの3つです。
事務所の状況によってどれが優先順位の高い課題になっているかは違うと思いますが、どの課題も税理士業界全体が抱える課題なんだなと思いました。
一見、この3つの課題はそれぞれ別々の課題に思えますが、実は全て関連がしています。
顧問先が増えたら、人材採用が必要になりますし、採用ができたら育成が必要になります。
それから、それぞれの課題の原因が他の課題にあったりします。
例えば、顧問料が安い原因は人材育成ができていなくて報酬が高い業務を受けれていないことが原因だったっり、
顧問先が増えない原因は顧問料が安く利益が薄いため、顧問先を増やす活動への投資金額が少ないことが原因だったりします。
ですから、問題の原因は他の課題にある可能性もあるので、これらを俯瞰して見る必要があります。
これらはバラバラの課題ではなく実は1つの課題なんです。
大切なのはこれを「正しい優先順位で解決していく仕組み」を作ることです。
こう捉えることで、やらなければいけない順番と何のために課題解決に取り組むのかが明確になるので行動力が上がれば、行動の精度が上がってきます。
自分が課題の本当の原因を見つけることは難しいかもしれませんが「なぜ、この問題を抱えているのだろう?」と何回も自分に質問をして探してみてください。
そこから出てきた回答がきっと課題の原因で着手しなければいけないことになるでしょう。
もし見つけられないとか、見つけたけど合っているかどうか分からない場合は専門性のある第3者に見てもらうといいでしょう。
これは、顧問先でも同じことなので、ぜひあなたが顧問先にとっての第3者になってあげてください。
ー高名一成