from 福元友則
先日、『THE FIRST SLAM DUNK』が再上映すると発表され話題になっていました。
たぶんこのメルマガでも取り上げたと思いますがちょっとおさらいを。
『THE FIRST SLAM DUNK』は2022年12月3日に公開された映画です。
原作はスラムダンクの山王工業戦。
漫画で散々読んだ内容を映画にして興行は大丈夫なのか?との声もありました。
ところが最終の興行は約158億円。
興行ランキングで歴代13位。
アバターと崖の上のポニョの間の作品です。
(ちなみに1位は鬼滅の刃で約404億円です。このメルマガでも取り上げたと思いますので気になる先生は探して読んでみてください。)
大ヒット中の大ヒット。
スラムダンクファンとしてはうれしいですが、正直いってこんなにヒットするとは思わなかったのでびっくりでした。
今回メルマガでこの話題を取り上げたのはもちろんマーケティング的に学ぶことがあったからです。
では何が学びになったのか?というと、、、
マーケティングを学ぶと割と早い段階でベネフィットという言葉を目にすると思います。
ベネフィットとは、便益のこと。
もう少しわかりやすく説明すると、お客さんのメリットのこと。
「この商品はここがすごいんですよ」というのではなく、「この商品を使えば、こんなかんたんにこんなことができるようになりますよ」と説明するのがベネフィットです。
ベネフィットを伝えることで、その商品がどんな商品かお客さんが知らなかったり、詳しくなかっても売ることができるようになるのでぜひ営業に取り入れてください。
ベネフィットには色々種類があります。
よく見かけるのは、機能的ベネフィット。
こんな機能があるのでこんなことができるようになりますよというような説明です。
機能的ベネフィットも売れるには売れるのですが、弱いベネフィットです。
今回取り上げたかったのが、情緒的ベネフィット。
要はこんな気持ちになれますよというベネフィットです。
機能的ベネフィットよりも情緒的ベネフィットの方が売るのは効果的です。
実際に『THE FIRST SLAM DUNK』は同じ人が何回も見に行ってます。
普通映画は1回みたら、あとは配信待ちの人が多いと思います。
ところが『THE FIRST SLAM DUNK』は違うのです。
なぜ何回も見る人がいるのでしょうか?
それは楽しいし、嬉しいし、泣けるしという色々な感情を味わうことができるからです。
お客さんとの結びつきが機能的ベネフィットより情緒的ベネフィットの方が強くなります。
ぜひ先生の事務所の情緒的ベネフィットづくりに取り組んでいきましょう。
ポイントはいかにお客さんの感情に訴えれるかです。