from 福元友則
もっと紹介を増やしたいのですがどうしたらいいでしょうか?
僕がよく受ける相談のうちの1つです。
そもそもなぜ紹介が生まれるのでしょうか?
いいサービスであれば、紹介しないほうが自分にとってメリットがあるとも考えられますよね。
それに紹介にはリスクもあります。
紹介して問題があった場合、紹介責任みたいなものが発生してしまうかもしれませんよね。(紹介料を受け取ってもらえないケースがありますが、理由の1つがこれです。)
直接的な責任でなくても、いままでの関係にヒビが入るとかもあるかもしれません。
そう考えると紹介というのはそんなに合理的ではないかもしれません。
でも今までもずっとありましたし、これからも決してなくならないものです。
なぜなら自分のした体験や推薦を共有したいという人の本能があるからです。
人間は体験の共有に高いモチベーションをもっています。
社会的なつながりや帰属意識を求めることで生きながらえてきた生存のための基本的ニーズに基づいているからです。
なので特別な体験でなかったとしても、その体験によって喜びが増したわけでもなかったとしても体験の共有に価値があると考えるのです。
今日あった出来事とかたいした出来事でなかったとしても誰かに話たりしますよね?
これが商品やサービスがとてもよかったり、喜びや満足感が高い場合、もっと人に話したくなるものです。
もうお気づきだと思いますが、これが紹介を増やすポイントです。
誰かに話したくなるような話題を提供できているかどうかということです。
喜びが高い場合、誰かに話してくれます。
満足度が高い場合、誰かに話してくれます。
他にも喜びや満足度と関係なく記憶に残るようなことは誰かに話してくれます。
なので社長があまり興味のないことだと誰かに話してもらいにくくなってしまいます。
いつもと変わらないことばかりだと誰かに話してもらいにくくなってしまいます。
変わらないことだと誰かに話してもらうのは難しいのです。
驚きや意外性があればあるほど紹介してもらいやすくなります。
さて先生の事務所のサービスには何かこういった特徴や要素はありますか?
差別化できている事務所のほうが紹介が多くなるのはこういう理由でもあるのです。
ぜひ時間をとって紹介を増やすポイントや差別化に取り組んでいきましょう。