from 福元友則
よく相談を受けることの1つに「今の専門性でいつまでやっていけるのか心配」という趣旨のものがあります。
結論として新しい専門性を身につけていかないといけないよねというのはわかっているのですが、なかなか気が進まないという人も多いです。
というのも結構大変そうだったり難しそうだったりしますよね。
そこで今回は新しい専門性を身につけるときのコツを紹介します。
専門性を身につけるときの合言葉は「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」
有名な映画のタイトルです。
有名な映画なのでもしかしたら先生も見たことがあるのではないでしょうか?
当時レオナルド・ディカプリオが詐欺師を演じていると話題になりました。
これは有名な詐欺師、フランク・アベネイルの物語です。
彼は高校を中退したあと、さまざまな職業につきました。
航空パイロット、小児科医、地方検事などなど
もちろんすべて詐欺師としてついた職業です。
彼のすごいのはこれらを専門家としてこなしたこと。
ある時、大学で社会学について教えることになりました。
そして彼は詐欺師であるとばれることなく1学期を丸々教え通したのです。
のちにバレた時、当局の人がアバネイルに尋ねました。
「いったいどうやって講義をしたのかね。君は高度な社会学について学んでいないだろう。」
するとアバネイルはこう答えたのです。
「学生より教科書の1章先を読んでおけば大丈夫でした。」
これこそが専門性を身につけるときに必要なマインドセットです。
専門家というのは、世界で最も博識な専門家である必要はありません。
もちろん世界だけでなく日本であっても同様です。
ただサポートするお客さんよりも少しだけ知っていれば十分なのです。
なので専門性を身につけるときに必要な知識というのは実はそんなに多くありません。
しかしそれはお客さんが誰かにもよります。
もしお客さんがけっこう知識がある人であれば、先生に求められる知識も高度になったりたくさんになったりします。
しかしお客さんがほとんど知識がない人であれば、先生に求められる知識は基礎的なことだったり限定的な知識だったりします。
初心者に必要なことはだいたい似通っていて種類が必要ないことも多いからです。
だから新しい専門性を身につけるときにはできるだけ初心者をターゲットにする必要があります。
すると学ぶべきことを最小限にすることができるからです。
(すばやく専門家になれるということでもあります。)
うまくいかない人もほとんどは、ここを間違えてます。
初心者をターゲットにするのではなく、たまたま目の前にいた人をターゲットにします。
自分が話やすい人をターゲットにします。
その分野の知識があったり、初心者向けの知識では対処できない人を自分の都合でターゲットにしてしまうのです。
そのせいで必要な知識が高度になったり、膨大になってしまっています。
するとこの専門性は難しいとか大変だとかいうはめになってしまうのです。
専門性を身につけるときは初心者向けを意識しましょう。
するとすばやく専門家デビューすることができるようになります。
ぜひ時間をとって新しい専門性を身につけることにチャレンジしていきましょう。

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