From:高名一成
一昨日、政府から重大な方針発表がありました。
1つは確定申告の期限延長。
もう1つは小中高、特別支援学校に対して週明けからの臨時休校の要請。
確定申告の期限延長に関しては昨日の記事で福元も書いていましたが、結局やらなければいけないことに代わりはないので、スケジュール管理をきちんとしないと税理士事務所はより大変になるような気がします。
申告が終われば決算もありますからね。
それより一大事なのは臨時休校です。
子供が学校に行けなくなれば、仕事を休まなければいけない親が出てくるので、いろんな人が「困る、困る」と言って騒ぎになっています。
テレワークをしたとしても、子供がいては仕事は捗りません。
この労働力の低下はただでさえリソースが足りない中小企業、小規模事業者にとって甚大な影響を与えるはずです。
さらに、学校をメインの顧客にしている会社にとっては死活問題になる可能性があります。
例えば、今は臨時休校により卒業生の卒業式はどうするんだ?と学校関係者は対応に追われています。
止む無く卒業式を中止にしたり、小規模でやるような学校も出てくるでしょう。
僕の知っている会社は学校の入卒に関わるサービスを提供していて、それが会社の大きな売上になっています。
その売上がまるっと無くなってしまうと経営に大きなダメージとなってしまいます。
今回の一連のコロナ騒動はいろんな産業に大ダメージを与えています。
店舗ビジネス全般の影響は計りしれません。とくに飲食業は顕著で顧客数減少により資金繰りが厳しいお店が増えてきています。
日本政策金融公庫は旅館、飲食業向けにコロナウイルスでの業績悪化のための特別貸付制度を発表しています。(https://is.gd/RQ6A1J)
各地の信用保証協会は売り上げが急激に減った企業を対象に、「セーフティネット保証」と呼ばれるが中小企業の借入金を100%保証する制度を実施することを決めました。(https://is.gd/HxXBf8)
該当する顧問先があればぜひ教えてあげてください。
こういったことが起こると、これからのビジネスの作り方を考えさせられます。
いつも言っていることですが、
・デジタル化
・数より質(客数より客単価)
・サブスクリプション
これらは不況や災害に強いと言われているので全ての業種で考えていかなければいけないことです。
ぜひ、これらを自分たちの事務所はどうするか?顧問先にどうアドバイスするか?考えてみてくだい。
さらに、自分たちはこういった状況下の中、何ができるのか?どんな社会的意義がある行動がとれるのか?を問われる時だと考えています。
このメディアでは不況や災害に負けないビジネスの作り方、V字回復のやり方をあらためて伝えることがその役割の1つだと考えています。
自分たちのお客さんや地域の中小企業を守る行動が自分たちを守ることにも繋がります。
このブログを読んでくれているあなたは、顧問先の経営支援を志す人だと思います。もしかしたら、今がそれが一番必要な時かもしれません。
ぜひ困っている顧問先を助けてあげてください。
ー高名一成