from 福元友則
先日ある先生からこんな相談を受けました。
決算説明の時に社長このままだと少し厳しいですね。
売上を増やすことも考えていきましょう。
そんな話をしたそうです。
売上が下がっていた
利益も以前より減っていた
資金繰りも少し余裕がなくなっていた
だから売上アップの話になったのです。
すると社長から、先生それは分かるんだけど、正直そんなこと考える時間がないんだよね。
と言われたそうです。
社員の問題もある
お客さんの対応もある
毎日何かしらトラブルも起きる
気が付いたら一日終わってるんだよ。
そんな話だったそうです。
私はその話を聞いてなるほどなと思いました。
実は社長の周りには問題がたくさんあります。
社員同士が揉める
社員が遅刻する
急に退職したいと言われる
お客さんからクレームが入る
どれも放置できません。
だから対応する。
するとまた別の問題が起きる。
また対応する。
気が付けば今日も問題処理。
明日も問題処理。
そんな毎日になってしまいます。
ただここで考えたいことがあります。
問題を処理し続けると業績は良くなるのでしょうか?
もちろん問題を放置するわけにはいきません。
ただ問題処理というのは基本的にはマイナスをゼロに戻す仕事です。
業績をあげたり会社をよくしたりする社長本来の仕事とは少し違います。
ではなぜ問題処理ばかりになってしまうのでしょうか。
それは問題には引力があるからです。
問題はいかにも緊急性があるように見えます。
だから自然と目の前の問題を処理することが優先になります。
だから問題がある限り問題を処理することが社長の仕事になってしまうのです。
でもそれで業績が良くなるかというとそんなことはないですよね。
ここで大事なのが問題と課題の違いということ。
問題は過去や現在を見ると見つかります。
売上が下がった
利益率が落ちた
社員が辞めた
クレームが発生した
こういったものです。
一方で課題は未来とのギャップから見つかります。
3年後どんな会社にしたいのか
社長はどんな働き方をしたいのか
どんな顧問先を増やしたいのか
その未来に対して今足りないものは何か。
これが課題です。
考えてみてほしいのは先生が売上アップの話をするのはいつかということ。
売上が下がっている時
利益が落ちている時
資金繰りが悪くなっている時
つまり何か問題が起きた時です。
だからどうしても問題から話が始まります。
もちろんそれも大事です。
ただ社長が経営している理由は、問題を処理するためではありません。
自分の実現したい未来をつくるためです。
だからこそ面談では問題を指摘するだけではなく、未来を共有する時間も必要なのかもしれません。
未来が見えると課題が見えてきます。
課題が見えると行動が変わります。
先生は今社長の問題を見ていますか?
それとも社長と未来を共有しながら課題を見つけていますか?
そんな視点で面談を見直してみるのもいいかもしれません。
また違った景色が見えてくるのかもしれませんね。
PS.
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