From:高名一成
先日、メジャーリーガーのイチロー選手が引退を発表しました。
イチロー選手と言えば説明する必要がないくらい、日本人であれば誰もが知っている人です。
日本人野手はメジャーでは通用しないと言われていたのを覆し、ものすごい偉業を達成し続けてきましたよね。
ちょうど僕が高校生の時にメジャーに移籍しました。毎日、イチロー選手の試合結果をニュースや新聞でチェックするのが楽しみでした。当時、そのすごい結果を見ながら、僕も部活でやっていた空手をがんばろう!と刺激を受けたことを覚えています。
先日の試合では8回の守備を交代し、チームメイト1人1人とハグする場面を見たら、何だか胸があつくなる思いでした。同じような思いをした人も多いはずです。それほど、イチロー選手は多くの人にエネルギーを与えてくれた人だからです。
イチロー選手は会見の中で、「あるときまでは自分のためにプレーすることがチームのためになるし、見てくれている人も喜んでくれると思っていた。でも、ニューヨークにいった後くらいから人に喜んでもらえることが一番の喜びに変わってきた。ファンの方々の存在がなければ、自分のエネルギーは生まれなかった。」と言っていました。
スポーツは常に自分との戦いです。結果を出すために毎日厳しいトレーニングをします。今日はトレーニングするのはイヤだなと思っても、その毎日の積み重ねが結果を生み出します。
全ては自分のためにやっているはずなのに、イチロー選手はある時から人の喜びが一番のエネルギーになったと言います。
もともと、誰かを喜ばしたくてスポーツを始めたなんて人はいないはずです。ほとんどが小さいころに親にやらされたり、自分が好きだからという理由からはじめています。
それなのに、いつしかエネルギーの源が他人になっているというのはスゴイですよね。スポーツ選手として一流だけではなく、人間性でも学ばせてくれます。
これはコンサルタントの世界でよく言われることなのですが、自分のためにという思いから発揮できるエネルギーには限界があります。他人の喜びのために発揮できるエネルギーに限界はありません。
仕事の成果に関しても、他人の喜びのために頑張っていると、それがいつしか自分の成果になって返ってきます。
なので、今よりひとつ上のステージに行くためにはこの考え方が必要なのです。
僕たちはお客さんが良くなることで、自分たちも良くなるということを信念に働いています。コンサルをやる人はこういった考え方でなければいけないと思いますし、今回イチロー選手の会見を見て改めて大切にしなければいけないと感じました。
Next税理士Labの記事も500を突破しました。これもあなたに読んでいただき、経営が良くなるひとつのきっかけになればいいなと思い書き続けています。
これからもこういった考え方を大切にして仕事をしていきたいですね!
ー高名一成
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