From 福元友則
人は環境に影響を受けます。
起業家として考えることの1つにパフォーマンスをあげたかったら、業績をあげたかったら環境を整備することを意識してください。
最先端をいく企業はこのような環境への投資を欠かしません。
自分やスタッフの働く時間を増やすのではなく生産性をあげることで業績アップを達成したいと考えているからです。
2016年、グーグルである実験が行われました。
福利厚生をより効果的に行いたかったためです。
グーグルではチョコやナッツを自由に食べれるようになっています。
ドリンクバーも設置されています。
実験チームは、ドリンクバーの置き場所を変えることでスタッフのパフォーマンスが改善されないか実験をしました。
するとドリンクバーの置き場所によって、スタッフの行動が明らかに変わったのです。
ナッツ置き場に近いドリンクバーはよく使用されているのに対して、遠い方のドリンクバーはあまり使用されませんでした。
その差は約7割にも及んだようです。
ドリンクを飲む量は肥満に影響がありますし、肥満はパフォーマンスにも影響します。
スタッフの健康への配慮はパファーマンスの改善につながるためです。
他にも社員食堂でサラダを多く食べてもらうにはどうしたらいいかの実験も行われました。
様々な実験の結果、入口に置いた場合が一番サラダを食べてもらえたようです。
たくさんドリンクを飲まないようにするよう口すっぱく言うのではなく、
健康のためにサラダをたくさん食べるように言うわけでも、食べたかどうかを管理するわけでもなく、やったことは環境を変えたのです。
環境が及ぼす影響は多大で、意思が強かったり弱かったりするのではなく、環境を整備することをおすすめします。
例えば、休憩が仕事のパファーマンスに影響することは度々お伝えしてきました。
できるだけ、外にでて、ウォーキングをすることもおすすめしてきました。
しかしあまり時間がなくてできない、けれども休憩をとって、再開後のパフォーマンスをあげる必要があることはよくあります。
そんな時におすすめなのは、自然の画像を見ることと自然の音を聞くことです。
どちらもググれば簡単に手に入れることができます。
デスクで休憩をする時に、パソコンの画面にこれらの画像を表示して、自然の音を聞くだけでもやらない時に比べはるかにリラックスすることができます。
またオフィスに観葉植物がある場合とない場合とでリラックス効果に違いがあることもわかっています。
これらのことはただやるだけ、コストもほとんどかかりません。
ですが、やるだけでパフォーマンスが変わるのでしたら儲けものではありませんか?
ぜひ試してみてください!