From 福元友則
最近、クライアント事務所の経営計画の作成合宿と発表会に参加してきました。
参加してみて改めてとてもいいものだなと実感しました。
若くて優秀な人が次々と昨年の自分の成長を振り返り、そして次の成長にコミットしてチャレンジすることを宣言する様子をみていて感動すると同時にもっと力になってあげたいと思いました。
社会人になってある程度の期間がたつとなかなか自分の成長を実感しづらくなってきます。
その仕事で1人前になるまでは日々勉強ですし、早く仕事ができるようにならなければいけないので、なかば強制的に成長する機会が与えられます。
しかし1人前になってしまってからはむこうからその機会がやってくることは稀です。
ですので、いつもと同じように仕事をしているだけでは成長することはできませんし、その機会に出会うこともできません。
しかも実際にはその間に自分できづいていないだけで、成長していないだけではなく衰退後退していることのほうが多いです。
何年も時間があれば、その間に自分を追い抜く人もいますし、社会やビジネスの環境も変化しているからです。
成長しないとどうなるか?
その人はだんだんくさっていきます。
というのも人は何かと比べないと価値を実感できないからです。
この場合は自分の価値を感じるためであったり、自分の立場であったりを守るためには自分を誰かと比べなければいけません。
すると他人と自分を比べて、人の足を引っ張ったり悪口につながってしまいます。
しかし成長する人は違います。
他人と自分を比べません。
比べるのは過去の自分であったり、未来の自分です。
ですから、自分で課題を発見しそれに取り組むことで成長していけるのです。
成長する人材の多い会社は空気がとてもいいのはこういった背景があるからです。
誰も自分と他人をくらべていなければ、悪口や人間関係に悩む必要がありません。
社長の仕事は喧嘩の仲裁とかではなく、スタッフの成長の機会を作り出すためことになります。
それが新しい事業への挑戦だったり、新しい方法への挑戦だったり、新しいビジネスモデルの開発だったりします。
社長が様々な挑戦をすることを通じてしか、スタッフの成長を促すことはできないということです。
特に今は時代が大きく変化する時。
古いパラダイムをすて新しいパラダイムを作り上げる時です。
変化を起こし、変化についていくために、どんどん新しいことにチャレンジしなければいけません。
税理士業界でもその動きが本格化しています。
税務をやっているだけでは儲からないということで数年前から準備をしてきた事務所はその変化を形にしはじめ、結果を出し始めています。
先生もこの波に乗り遅れないでください。