From 福元友則
オリンピック盛り上がってますね。
うちはテレビをつければオリンピックという日々が続いてます。
先日たまたまテレビをつけたらスケートボードをやっていました。
日本人が出ていたのでずっと見ていたのですが、正直何がなんだかわかりません。
最終的に日本人が金メダルをとったのですが、なにがよくて何がダメなのか最後まで見ていてもよくわりませんでした。
最近陸上の400M走とか10000M走とかをやっていました。
それを見てながら妻がポツリ。
「陸上って誰が勝ったかわかりやすくていいよね。」と。
最初は???だったのですが、色々聞いてみると水泳とか陸上のような速さを競う競技はたしかに勝ち負けが一目瞭然ですよね。
それに比べて、スケートボードなどの技術を競う競技は勝ち負けがわかりにくいです。
というのも、技術についての理解を求められているため初心者向けではなく、例えばその競技をやっていた人向けになってしまうんですね。
ルールがわかりやすい競技のほうが誰でも見れる初心者向けコンテンツになりやすいですよね。
(ちなみに妻にいわせると野球も難しい競技だそうです。
というのも球技全般がボールを持っている方が攻めている側なのに野球だけボールを持っているのが守る側だからだそうです。
子供の頃から野球を見ているので今までなんとも思っていませんでしたが、言われてなるほどと思いました。)
さてこれらのことはビジネスにもマーケティングにも共通することです。
いい商品を作れば売れると思っている社長はたくさんいます。
しかしいい商品というのは、その商品に理解があったり、詳しい人しかわかりません。
(もっというと買った人にしかわかりません。)
ですので、中級者以上のお客さん向けの売り方になります。
一方、早いとか安いというのは誰にでもわかります。
初心者向けの売り方といえます。
どの市場でも中級者より初心者のほうが圧倒的に人数が多いものです。
ですので売上を増やすのには初心者向けになっているかチェックする必要があるのです。
例えば、宅配ピザ。
ピザがおいしいとか、この生地が何々産だとか、工法が何とかはある程度知識がないとわかりません。
しかしすぐにお届けまします、30分以内にお届けしますというのは誰にでもわかります。
どちらが売れるのかといったら早さをうたうほうが売れるでしょう。
(ちなみにこれはドミノ・ピザの事例です。)
初心者向けのメッセージだからです。
差別化できないとかウリがないなどで困っている社長はたくさんいます。
彼らに共通するのは、いい商品を作くれば売上が増えると思っていること。
しかしそれで売上が増えることは稀です。
中級者以上の市場は小さく、競合が強かったり、お客さんが求めていることが難しいことだったりします。
そうではなく、初心者向けのもっとお客さんにわかりやすいことでかつメリットがあるメッセージにしたほうが売上は増えます。
これは税理士事務所も一緒です。
先生の事務所でももっと初心者にわかりやすく伝えれなか考えてみてください。