From 福元友則
どんな市場、どんな事業でも他社を圧倒するほど成功する会社があるものです。
これはどんな事業でも同じ。
飲食業でも、小売業でも、製造業でも、建設業でも、そして士業、税理士業でもです。
こうした会社は、ライバルよりもはるかに圧倒的な利益を、黒字を出しています。
でも一体なぜそんなことができるのでしょうか?
業績をよくするためにほとんどの社長がやっていてあまり効果がないのが商品をよくすること。
もちろんいい商品であれば、業績がよくなりやすくはなりますが、商品がよければ業績がよくなるわけではありません。
例えば、飲食業といえばのマクドナルド。
マクドナルドはハンバーガー屋さんですけど、1番おいしいハンバーガー屋さんではありませんよね。(人にもよるとは思いますが、、、)
ハンバーガー屋さんでいえば、個人的にはフレッシュネスバーガーがとても好きです。
(まだ食べたことがない先生はぜひ食べてみてください。)
フレッシュネスの財務情報が見当たらないのでかわりにモスバーガーと比較します。
マクドナルドは年商6,000億ほどで経常利益が約300億。
モスバーガーは年商700億ほどで経常利益が約14億。
マクドナルドとモスバーガーでも個人差はあると思いますが、モスバーガーのほうがおいしいとよく言われます。
しかし業績はマクドナルドの圧勝。
このようにどんな市場でも、ライバルを圧倒する会社があるのですが、競争力の源泉が商品でないとした、一体何なのでしょうか?
それは、ライバルよりいかにお客さんのニーズに応えるのがうまいかです。
もちろん個々のケースによって違いはあると思います。
しかしお客さんのニーズに応えるのがうまければうまいほどうまくいきやすい、成功しやすくなるということです。
こうした会社は、高い価格を設定でき、大きなシェアを獲得することができます。
コスト競争でも勝ちます。
ライバルよりも原価をおさえることができるようになるため、同じものを売ったとしてもより多くの利益を稼ぐことができます。
その結果、利益でもライバルを圧倒することができます。
すると、それが商品やサービスをよくするための原資になり、顧客満足度が上昇。
またマーケティングに投資することで市場シェアもさらにアップ。
もちろんスタッフにも給与や福利厚生をどこよりもいい水準で提供できるようになり、いい人材を雇用することも離職率を下げることにもつながります。
これらのことはお客さんのニーズに応える能力をあげることによって可能になります。
どれぐらいやればどれぐらいの効果があるのかは市場によって違います。
ライバルが弱い業界であれば、少しやっただけですぐに効果が出ますし、とても効果ができます。
ちなみに税理士業界はどうでしょうか?
お客さんのニーズに応えるべくどんどん変わっていってる事務所が多いでしょうか?
それとも昔ながらの事務所が多いでしょうか?
もし先生が昔ながらの事務所のほうが多いなと感じているのなら、もしかしたら今はお客さんのニーズに応えるべく動き出すチャンスの時なのかもしれませんよ。
お客さんのニーズは何なのか時間をとって考えてみてください。
PS.
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