From:高名一成
ひとつ質問です。
「マーケティングって何ですか?」
仮にあなたが顧問先にこんな質問されたら何て答えますか?
そしてあなたはマーケティングって何だと思いますか?
マーケティングは商品を販売するための活動だということはあなたも理解しているとは思いますが、定義は何?具体的に何するの?と聞かれると答えるのは難しいんじゃないでしょうか?
実際、これ噛み砕いて伝えるのはけっこう難しいんですよね。
もともと日本にはマーケティングという概念がなかったので、説明するのも理解するのもカンタンなことではありません。
最近ではマーケティングという言葉が広がってきた気がしますが、それでも日本はまだまだ「販売=営業」という概念だと思います。
とにかくお客さんに会って売る、関心のない人にもなんとかアポをとって頑張って営業する、会うひと会うひとに営業する…日本企業の販売活動と言えばだいたいこんなイメージです。
ちなみに日本ではマーケティングのことを集客やリサーチのことだと考えている人が多い印象です。
一般的な書籍やセミナーではマーケティングの集客の部分ばかりが語られているからなんだと思います。SNSなんかはその典型例です。
それから、大企業がやるマーケティングリサーチをイメージしているからなんでしょう。
集客やリサーチはマーケティングのイチ部分でしかありません。
マーケティングは集客してリピートしてもらって、顧客の単価を高めていって、利益を増やしていく、そして集客に投資してこれを順繰り回していく、、、
僕たちはこの一連の活動のことをマーケティングとして考えています。端的に言うと売れる仕組みですね。
こう考えた時に集客はこのイチ部分の話。
リサーチは商品のニーズやターゲティングなどマーケティングを企画する時の話。
こういった全体像がある中で、イチ部分だけを学んでもなかなか結果にはつながりません。
これは税務会計も同じじゃないでしょうか?
申告するまではには全体的なプロセスがあって、そのプロセスを1つ1つこなしていく必要があるんじゃないでしょうか?
その時に1つ目のプロセス、3つ目のプロセスだけ学んでも適切に申告できないですよね。
物事には全体と部分があります。
全体と部分が分かるとその物事を構造的に理解することができます。
構造的に理解できると、自分が次に何をやらなければいけないか?結果を出すために必要なことは何か?これが明確に分かるようになります。
すると部分を最適化することができるようになるので、その物事全体のクオリティが高まっていくわけです。
ですから、マーケティングを学ぶ上で大切なのは、まずマーケティングを体系的に学び全体像を抑えること。
決して集客やリサーチなど部分的なことから学んではいけません。
あなたの問題/課題がそれだったらOKですけど、税理士事務所の問題/課題は集客やリサーチであることはほぼないと思います。
マーケティングを体系的に学び全体像を抑えた上で、自分の問題はどの部分なのかを明確にしてその問題解決に取り組んでいきましょう。
ちなみにマーケティングを体系的に学べる本や教材を探すのはけっこう難しいです。部分特化してるものが多いので。
一応ウチは体系的に学べるものをお届けしているつもりなので、良かったら参考にしてみてください。
-高名一成
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