From:高名一成
最近、定期的に税理士の先生と面談をしています。
以前、面談はオンラインサロンのメンバーとが主でしたが、最近はメルマガ読者の方やオンライン講座を買ってくれている人と面談をする機会を増やしています。
読者やお客さんのことをもっと知りたいと思ってのことです。
ウチに期待することや、悩んでいることなどを聞かせていただいています。
その中で経営の相談をいただくことあるんですが、最近「集客販路を増やしたい」という先生が増えてきています。
どの先生も新規は順調に増えているみたいですが、そのルートが全て紹介だということに問題意識を抱えているようです。
もっと攻めの営業をしていかないといけないので他の事務所がやっていることとか、いいアイディアはないか?と聞かれます。
そこで、お伝えできる範囲のことはお伝えさせていただいているんですが、けっこう言われるのが、
「こういった経営の相談をもっとしたい。まわりに経営の話ができる人がいない」
ということです。
これは経営者特有の悩みなので、きっとあなたも顧問先にこんなことを言われた経験はありますよね。
中小企業の経営者は税理士を本音で相談できる唯一の相手だと思っています。
一般的に自分の弱みを他人に言いたくない人の方が多いはずなので、他人に本音で相談することなんかありません。経営面は特に。
恥ずかしいし、仕事に支障が出る可能性もあるので、当たり障りのない相談しかできないでしょう。
逆に見栄を張ってしまうなんてことも珍しくありません。
ところが、税理士は財務内容を全て把握しているので、見栄を張ってもしかたありません。
自分の会社を一番よく分かってくれている税理士には本音で相談してくることが多いと思います。
ぜひ、この相談を積極的に聞いてあげてください。
その相談を解決してあげられればベストですが、まずは話を聞くだけでもいいでしょう。
それだけでも、経営者の頭の中がスッキリして解決の糸口になる可能性もあります。
それから、自分の話をよく聞いてくれる存在は嬉しいものです。
ほとんどの先生は顧問先から経営に関することを相談されていると思いますが、職員さんになると全員が全員そうではないでしょう。
財務内容を把握している顧問先から相談毎がない場合、それは税理士事業としてとても大きな問題です。
顧問先との関係性が希薄か、顧問先から頼りになる人だと思われていない可能性があります。
ですから、顧問先との関わり方、会話内容を見直す必要あります。
これはあなたの事務所が顧問先にとっての戦略的パートナーになるか、ただの製品サプライヤーになるかの分かれ目です。
伸びている事務所は顧問先の戦略的パートナーになっています。
巡回監査に行くたびに顧問先から相談され、それを解決することで事務所の売上を伸ばしています。
反対に製品サプライヤーになっている事務所は巡回監査で相談されることはありません。顧問先はあなたの事務所ではなく、よその事務所や他の誰かに相談をしています。
そして、何かのタイミングで契約を解除されてしまいます。
確定申告、決算の時期は経営の話をする一番のタイミングです。
ぜひこのタイミングで経営の話をして頼りになる戦略的パートナーだと思われるようにしてください。
顧問先に頼られることが、顧問先の経営を助けることにつながり、それが事務所の成長につながります。
ー高名一成
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