From:高名一成
先日、民泊の集客コンサルをやっているという人と会いました。
民泊とは住宅の全部または一部を使い、旅行者などに有償で宿泊サービスを提供することです。
宿泊者はホテルより安く泊まれたり、地域の伝統文化に触れることができたり、オーナー側は副業を簡単に始められたり、空き家問題対策として注目されています。
2018年には法律でも認可されているので新しい産業と言えるでしょう。
しかし、まだまだよく知らない人が多いと思います。
僕もよく知りません。
なので、民泊専門にコンサルをやっていると聞いた時はずいぶんニッチな分野でやっているんだなと思いました。
ニッチはビジネスではよく隙間産業という意味で使われます。
簡単に言えば他の誰もが狙わないような特別な市場をターゲットにすることです。
マーケティングにおいて最も重要なのは「誰に」向けてやるかです。
この「誰」がボヤッとしているとマーケティングはうまくいきませんし、この「誰」をターゲットとしている企業が多ければマーケティングの難易度は高くなりますし、商品が似通っていれば価格競争にも陥ります。
でも、誰も狙っていないニッチを見つけることができれば、独占市場になる可能性もあるのも事実。
ですから、常にニッチなことを探している人は多いんですが、今の時代ニッチを見つけるのは簡単ではありません。
簡単に情報が得られる世の中で特別なニッチを見つけるのは困難です。
見つけたとしても、特殊な技術やノウハウを持っていなければ、参入障壁が低いということになるので、すぐにレッドオーシャン化してしまうでしょう。
それよりも、あなたが顧問先にとってのニッチな存在になることを考えてみてください。
ふつうの税理士がやらないことをあなたがやれば、あなたはニッチな税理士になることができます。
例えば、顧問先に税務顧問だけでなく、経営支援業務を提供して業績改善に貢献できれば、あなたはふつうの税理士とは違う特別な税理士になることができます。
その特別なことが顧問先の求めていることや問題にピタッとハマれば顧問先はあなたから離れることはありません。それどころか顧問料はどんどん上がっていくはずです。
きっとその特別なことは他の中小企業も求めていることの可能性が高いので、それを知ってもらうことができれば、見込み客からの問い合わせが殺到します。
見込み客からすれば、他とは違う特別な税理士に見えるはずなので。
ニッチは中小企業が成長する上で重要なキーワードであり、追い求めなければいけないことです。
ニッチというと新しい市場を見つけ参入することだと思いがちですが、それよりもお客さんのとってニッチな存在になることの方が重要だと僕は考えています。
それが目の前のお客さんを大切にしながら自分たちも堅実に成長できる最善の手段だからです。
しかも再現性もあるので仕組みにしやすいというメリットもあります。
ぜひ、税務に関わらず顧問先の問題を解決するニッチな税理士になってください。
ー高名一成
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