from 福元友則
最近色んな先生と話をしていると話すたびによく思うことがあります。
それは捨てる勇気です。
「これだ」という大切なもの、そこに経営資源を集中していかなければいけません。
社長として商売を成功させたいならこれは必須のこと。
非常に重要です。
選択と集中のことです。
でもこれはなかなか実行できることではありません。
ほとんどの社長は集中よりも分散に流れます。
頭の中では分散よりも集中のほうがいいと分かっていながらです。
というのももし集中したそれがうまくいかなかったらどうなるのか?という不安に負けてしまうからです。
要は集中するものに自信がないわけです。
もし自信がないから集中ではなく分散なのだとしたらそれこそがうまくいかない原因なのかもしれません。
その自信のなさはお客さんに伝わってしまうからです。
自信のなさがお客さんに伝わってしまうと当然ですが売れません
その結果どうなるかというと、、、
分散させてやること、分散して作った商品はうまくいかないことになります。
商品でいえば在庫になり、分散の効率の悪さがコストを余分に発生させ、その商品、その事業が儲からないばかりか本体の体力も削ってしまうかもしれません。
最終的に損切の決断が待っています。
これが分散型の結末です。
反対に集中すると最初はいまいちな商品だったとしても改善を重ねることで最高の商品になっていきます。
当然その過程でお客さんに自信や熱意が伝わりさらにうまくいきやすくなります。
そのうち分散型の競合が追いつけないところまで行ってしまいます。
こうなればもう勝ちです。
しかもこういう考え方は他の先生もできるようでできていません。
ですから分散型ではなく集中型の意思決定ができるようになるとそれだけで競争優位になります。
でも何に集中していったらいいのかは選ばなければいけません。
何でもいいわけではありませんからね。
本当に手中しなければいけないことは何でしょうか?
生き残るため、成長させるためにやらなければいけないことは何でしょうか?
それはお客さんが本当に望んでいることです。
そしてライバルがやろうと思ってもできないこと。
それができるようになれば圧倒的な競争優位のもと、成長することができます。
自分たちができることではなく、得意なことでもありません。
お客さんが望むことでライバルができないことに取り組んでできるようになればいいのです。
どんなことがあるか時間をとって考えてみてください。
そして今年こそはぜひチャレンジしてみてください。