from 福元友則
最近色んな社長からよく相談されることがあります。
それがD2Cについて。
製造業など色々な業界や会社がD2C化していってます。
このD2C化によって製造業はもちろんのこと、卸売業や販売代理店などにも大きな影響がでてきています。
D2CとはDirect to Customerのこと。
つまりメーカーの直販化が進んでいるのです。
なぜ今D2C化が進んでいるのかというとDX、デジタル化が進んでいるからです。
メーカーも過去に直販自体はやっていることもあります。
しかし過去の直販とこれからの直販では大きく異なるところがあります。
それは現在、ほぼ全ての人がスマホやパソコンなどのモバイルデバイスを持っているということ。
そしてSNSなどを利用していることもあり、常にwebに繋がっている状態であること。
つまり顧客のデジタル化が進んできて、ほぼできあがりつつあるからです。
さらにマーケティングがデジタル化していったことも大きな影響があります。
今までアナログなどでコストをかけてマーケティングしなければいけない。
何かやろうと思ったら1つずつツールを契約してやらなければいけない。
連携などもなく、ログインなどをするだけでも大変でした。
他にもツール類がほとんど海外のもので英語で操作しなければいけないとか、使い方などのサポートも英語で対応しないといけないなどかなり高いハードルがありました。
それがマーケティングのデジタル化がすすむことでかなり簡単にデジタルマーケティグに取り組むことができるようになっています。
またD2Cをするうえで必要なECなどのインフラ面でのデジタル化も進んでいます。
今では誰でも小予算でEC店舗を構えることでできるようになっています。
こうしたデジタル化が進んできたおかげで、加速的にD2C化が進んでいるのです。
D2C化が進むと直販になる分、利益は大幅に増えます。
さらに今までできなかった顧客を手にすることが可能になります。
今まではメインの販路の意見で商品開発などを手掛けていたりします。
それは代理店主導の経営になってしまいがちです。
しかし今はお客さんと直接つながれることで今までとは違った商品開発も可能になります。
自分たちが本当に価値を伝えたかったお客さんをお客さんとして商売することも可能になります。
こうしたD2C化が今ものすごい勢いで進んでいっています。
これにより今後は顧問先の様々な業種に影響がでてくることでしょう。
今まで以上に税理士の経営指導の重要性が増していきます。
先生もこの大きな変化をおさえておいてください。