from 福元友則
社長は儲け話が大好きです。
僕も好きですし、嫌いな人はいないでしょう。
でもこれだけ儲け話が好きな人がたくさんいて、儲け話もたくさんあるのに実際に儲かる人はあまりいません。
それはなぜでしょうか?
もちろん詐欺もあります。
がほとんどの話は儲かった話で儲かる話ではないのです。
儲けている人はすでに十分なお金がある人かニッチにいる人です。
自由競争の中では競争があるたびに価格が安くなっていきます。
競争に参入する人が多ければそれだけ価格競争が激しくなることを意味します。
なのでビジネスで儲けるためには競争に参入する人がいないよう工夫しなければいけません。
これはお金があればかんたんにできます。
競争する相手をなくせばいいのです。
味方にするか退場させるかです。
味方にするにはM&Aなどをイメージしてもらえばいいですし、退場させるには価格競争をしかけることをイメージしてもらえれば大丈夫です。
問題はこういったお金があるビジネスと競争するにはどうすればいいのか?ということ。
そのためには、競争をさける必要があります。
それがニッチ市場(隙間市場)を見つけること。
なぜニッチ市場がいいのかといえば他に競争する人がいないからです。
ニッチ市場を見つけるためには市場にいる他の人をよく知る必要があります。
何を売っているのか、どうやって売っているのか調べましょう。
そして自分がどこに入り込めるのか、その隙間(ニッチ)を見つけるのです。
そのためには他の人と異なる必要があります。
もし同じなら同じ市場になってしまいニッチにはならないからです。
またどんな特別なことを提供できるのか考え見つけだしましょう。
儲けることができる先生独自の場所を開拓しましょう。
すでに存在している市場は競争が激しいレッドオーシャンです。
血みどろの市場でサメがウヨウヨしているような市場です。
ここでサメより強くなって成功するのは難しいです。
なので最初から自分が一番強い市場を創り出すのです。
よさそうな他の市場に参入すればいいのではと思ったかもしれません。
どのビジネスも最初はニッチ市場でブルーオーシャンでした。
儲かるときくと色んな人が次々と参入してます。
こうして儲かる市場だったものが儲からない市場になっていってます。
さまざまなニッチを見回して、あそこはがよさそうだと参入する手もあります。
でもこれはおすすめではありません。
既存のニッチに飛び込むということは、誰かのブルーオーシャンに飛び込むということ。
先生が飛び込むタイミングがどうであれ、すぐにこのブルーオーシャンも赤く染まっていくことになるでしょう。
もしかしたら最初からレッドオーシャンに飛び込む危険すらあります。
ですから自分でニッチを創り出しましょう。
顧問先の社長の相談にのる際の参考にしてください。
また時間をとって先生の事務所のニッチも考えてみてくださいね。