From:高名一成
「求人を出しても応募が来ない」
「いい人が来ない」
いま、採用に悩む税理士事務所でこの声が急増しています。
先日セッションした先生からも、同じような相談を受けました。
その先生は「応募は来るけど、求めている人とは全然違う」と言うのです。
そこで僕はまずこう聞きました。
「どんな人に来てほしいんですか?」
すると先生はこう答えました。
「子育て中の主婦で、今はフルタイムで働けないけど、子育てが落ち着いたら正社員として働きたいという人です」と。
なるほど、と僕は思いました。
その理想像に合わせて、環境も整えているというのです。
事務所の将来だけでなく、働く人の将来まで考えていて、とても良い事務所だなと思いました。
理想の人が来る採用広告 vs 検討違いな人が来る広告
しかし、実際にその広告を見せてもらって僕はすぐに分かりました。
「理想の人が来ない理由はこれだな」と。
広告には、業務内容・待遇・福利厚生など条件面しか書かれていなかったのです。
つまり、理想の主婦に向けたメッセージがまったく入っていませんでした。
誰にでも当てはまる内容になっていたため、「検討違いな人」が応募してきてしまっていたのです。
逆に言えば、理想の主婦に向けて広告を書けば、それ以外の人が応募してくることはありません。
そして何より重要なのは、「その人の悩みやニーズに寄り添っているか」です。
多くの求人広告は「待遇」「福利厚生」「働きやすさ」など“条件”ばかり。
求職者の悩みや理想にはほとんど触れていません。
これは営業で言えば商品の売り込みです。
しかも、けっこう強めの売り込みです。
事務所は「商品」、求職者は「お客さん」
そう考えると、採用も営業も本質は同じです。
営業で一番やってはいけないのは、商品の売り込み。
本来は、お客さん(=求職者)の悩みや理想を理解し、その解決策として商品(=事務所)を提案すべきなんです。
「あなたの事務所だから働きたい!」そう言われる採用へ
今は完全に売り手市場。
求職者が会社を選ぶ時代です。
だからこそ、採用したければ、「求職者の悩みやニーズを満たす事務所」そして「理想の人に向けた広告」を作る必要があります。
そうしないと、「残業が少ない」「給与が高い」といった条件で選ぶ人しか来ません。
そして彼らは、より条件の良い職場を見つけた瞬間に辞めてしまいます。
条件で集まる人は、条件で離れる。
これはまさに、商流で言えば価格競争です。
税理士事務所の採用は、10人20人まとめて採るものではありません
たいてい1〜2名。だからこそ数ではなく質です。
少ない応募でも構いません。
「理想の人が来ること」の方が、何より大切です。
そのために、
・理想の人を明確にする
・その人の悩みやニーズを理解する
・それを満たせる環境を整える
・そして、その人に向けたメッセージを書かれた広告を作る
・理想の人に届く媒体・方法で発信する
この5つをしっかり実践してください。
一見、当たり前のように思えることですが、実際には多くの事務所が条件面をアピールした条件広告になっています。
ぜひ、一度見直してみてください。
ここまで読んで気づかれたと思いますがこれはすべて「マーケティング」の話です。
採用もマーケティングの一部。
採用をうまくやりたければ、マーケティングを学ぶことが欠かせません。
さぁ、マーケティングを学びましょう!
-高名一成
PS.
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