from 福元友則
この時期になると、 よくこんな言葉を聞きます。
「来年はもうこんな働き方をしたくないんです。」
繁忙期。
申告が重なり、 確認が続き、 一つのミスも許されない。
終わったときに残るのは、 達成感よりも安堵かもしれません。
間違えなかった。 無事に終わった。
税理士の仕事は、 基本的に減点方式です。
ミスをしない。
期限を守る。
指摘を受けない。
正しくできて当たり前。
間違えれば減点。
とても緊張感のある仕事です。
もちろん、 それが土台です。
ただ、減点方式の仕事だけを 続けているとどうしても疲れてきます。
では、どうするのか。
今の仕事をゼロにすることはできません。
でも仕事の中に加点される仕事を 増やすことはできます。
加点方式とはやればやるほど 価値が積み上がる仕事です。
例えば決算書に載っていない数字を扱うこと。
・どの顧客層が売上を支えているのか
・どの商品が利益を作っているのか
・価格改定の影響はどこに出ているのか
・紹介経由の売上割合はどれくらいか
こうした数字は、 決算書そのものからは分かりません。
でも社長にとってはとても重要です。
減点方式の仕事は、 間違えないことが価値です。
加点方式の仕事は、 経営がよくなりそうだと 感じてもらえることが価値です。
同じ面談でも、税額や決算書の説明で終わるのか。
売上の構造まで整理するのか。
そこに差が生まれます。
減点方式だけの仕事は、 終わればゼロに戻ってしまいます。
次の繁忙期がまた始まるだけです。
でも加点方式の仕事は、 信頼が少しずつ積み上がります。
来年は同じ働き方をしたくない。
もしそう思うなら、 作業を減らすことより先に、 加点できる時間を 意識的に作れないかを 考えてみてもいいかもしれません。
決算書を作ることは変わりません。
でも、 その数字の奥にある構造を 一緒に見にいくことはできます。
なぜこの数字(結果)になっているのか。
これを社長と一緒に考える。
それだけで、 先生の立ち位置は変わります。
面談の中で、 加点できる瞬間は作れていますか。
繁忙期が終わったとき、 残るのは疲労感でしょうか。
それとも積み上がった信頼でしょうか。
ぜひ一度、先生の事務所の仕事を 減点と加点の視点で見直してみてください。

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