経営戦略

これからの税理士事務所に必要な視点

From:福元友則

 

先日、たまにみるサイトにサイボウズで青野社長のインタビューを発見しました。

 

そのインタビュー内容を見ていたら思わず、「そうそう!」とうなづいてしまった箇所があったので紹介したいと思います。

 

経営者は労働集約型のビジネスモデルから脱却すべきという内容です。

 

いくつか抜粋します。

 

1.ビジネスモデルは変えられる

経営者が腹を決めればビジネスモデルは変えられる。

 

売上が減ったって利益が減るという限らない。売上が減っても利益が増えるようなビジネスモデルを考えればいい。それが進化です。

 

2.量から質への転換

大量生産で利益をあげている人は、量から質への転換が必要になると思います。

 

多品種少量生産。

 

それから企画型の高付加価値商品。

 

そちらにシフトすれば、働き方は多様に柔軟にしたほうが、実は利益が出るというモデルになるはずです。

 

3.労働集集約的なところはモデルチェンジ

最近のトレンドでサブスクリプションという言葉があります。

 

このモデルのいいところは既存のお客さんの満足度さえ維持していれば、売上が維持できるという非常に安定的なモデルが作れるところです。

 

以上、ログミーより引用

 

いやー、いいこと言ってますね。

 

3のサブスクリプションですが、商品、サービスの定期宅配ビジネスだと思ってもらえれば大丈夫です。

 

このモデルをとりいれると、継続課金できるのでビジネスが安定しやすい。

 

一見すると、税理士事務所も同じじゃないかと思われるかもしれません。

 

ですが、少し違うところもあります。

 

サブスクリプションの場合、スケールメリットが出ます。

 

お客さんが増えれば増えるほど、効率がよくなるのです。

 

税理士事務所はこの部分がいまいちでして、お客さんが増えれば増えるほど大変になっていってしまうところが問題です。(スケールメリットがない)

 

僕がいつもあちこちで言っているのが2の量より質。

 

これからのビジネスに1番大事なことがまさに量より質を追い求めるビジネスモデルです。

 

数よりも単価、規模よりも収益性といったほうがいいかもしれません。

 

これからは、1つの事業を大きく伸ばしていくよりも1つ1つは小さいけれどもそれをいくつも運営していく経営スタイルに転換していきます。

 

多品種少量生産、年商は低いけれども少人数で高利益を確保できるニッチビジネスをみつけ、それを育て、またチャンスを発見し、それを育てるという起業家的なことが強く求められるようになっていきます。

 

そういう視点で色んなこと、色んなモノを見てもらうと新しい発見があります。

 

少人数で高収益が期待できるニッチビジネス、何があるでしょうか?

 

ぜひ探してみてください!

 

ー福元友則

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